これが「老いるショック」ってヤツなのか……

夜中に目を覚ましトイレに行く。
布団に戻って再び寝ようとするも、なかなか眠れず。

それは何故か……

それは頭と顔がやたらと寒いからである。
毛布を頭からかぶり、口元だけ出す。
そうして、やっとどうにか眠れるのだ。
こんなことは今まで無かった。

これがアレか……
『老いるショック』ってヤツなのか。

こうなってみて、やっとナイトキャップの存在意義がわかった。
私もちょっと欲しくなっている。
でも多分、オシャレなヤツではダメだ。
アレじゃ眠れない。
スキーヤー、いやテロリストが使うような目出し帽が理想だ。

でも、そんなの着用したら愛猫は逃げ出し、息子は泣き出し、妻さんは下手したら通報するかも知れない。
参ったな、老いるショック。

ショックと云えばだ。
今、私が夢中になって観ている海外ドラマ『ペーパー・ハウス』である。
もうね、気絶するくらい面白い。
鼻血が出るくらいに虜になっている。

シーズン1、全13話。
これで終わりかと思って、気合いで観たのだが、全然終わらずにシーズン2に突入。
面白さは まったく失速せず、まだまだ盛り上がりそうなんだが、オレはもう疲れちまったよ。
オレはもう他のか観たいんだよ。

どうやらシーズン5まであるらしいが、ずっと引っ張るのだろうか。
いや、まさかな。
さすがに今観ている物語は終焉するよね?
まさか?
マジで?

あ〜本読みたい!

そこに物語がある

新しいカットクロスを手に入れました。

ひと目見た瞬間から、これはもう自分が使わなくて誰が使うのよ!

と興奮の坩堝に化していたのですが、当店で使用している中村商店のクロスの品質は最高なので全然劣化しなくてですね。

絶対必要なのか?

と問われたら、不本意ながら「いや、今直ぐでなくても……」と答えざる得ない状況なわけでして。

でも中村商店さんは「同じものは二度と作らない。無くなったらそれでロンググッドバイなのさ」ってのを信条としているもんだから、完売してから後悔するのもな〜と迷いに迷って、それでとうとうゲットする決意をしたわけです。

このエグい柄。
何も知らない方からすれば、そんな印象しか抱かないでしょうけども、90年代を華麗に駆け抜けたオールドスクールのナイスミドルからすれば、これはアレ。

そう。
ア・トライブ・コールド・クエストの傑作3rd アルバム『Midnight Marauders』のジャケットの謎の人物のソレ以外には考えられないわけで、何も言わずお客さんにこのクロスをフワさっと巻いたときに「こ、これはっ!」と皆さんギョッとして期待通りのリアクションをしてくれるわけです。

あ〜こういうコミュニケーションこそが、我が DOODLIN’ BARBER SHOP にあるべきものだなと再確認出来ました。

たかが、カットクロス。
されど、カットクロス。
そこには物語がある。
いや、物語を作りたい。

何の思い入れもいらない道具かも知れませんが、僕はそういうものにこそ、思いの丈をぶち込みまくるナイスミドルでありたいのです。

中村商店さん、素敵で面白いワクワクする逸品をありがとうございます。
大事に使わせていただきます。

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎 哲平 拝

意味は後から付いてくる

年末年始とあまり歩けず、心と体がズンドコしていたのだが、息子の三学期開始とともに再び歩き始めた。
一日一万歩、これを週五日を目標にせっせと励んでいるのだが、こうなるともうちょっとした修行なのでは?

と思ってたら、どうやら「歩行禅」というものがあるらしいとテレビが言ってて、ほほ〜イイね、その響き。
そうか、これを歩行禅というのか……ふむふむとなった。
なんだか大そうなことをやっている気がして来るじゃないかね。

で、今日も息子が登校した後、オレ的絶景ポイントである某丘まで歩いた。
片道二十分ぐらいか。
行って帰ってくると、七千歩くらいになる。
すれ違う人は、ほぼゼロ。
到着しても、誰もいない。
三百六十度見回しても、誰もいない。
真っ青な空の下、独りを満喫出来る最高の場所なのだ。

これが不思議なもので、さあこの状況を堪能するぞと構えてしまうと、ザザーンと心に波が押し寄せる瞬間は全然来ない。
何気ない瞬間、何にも望まず、何も意識してないときに、不意にふぁふぁ〜んと例のアレが押し寄せてくるのだ。
コレがたまらなく気持ちイイ。
多分この時、きっと私の脳内には例のアレが満ち満ちているんじゃないかなと思うのだ。

で「やっぱ歩行禅最高だぜ!」と心のガソリン満タン良い感じになって帰ってから、どれどれと歩行禅を検索してみた。
するとそこには『往路では「ごめんなさい!」と唱え続け、復路では「ありがとう!」と唱え続けるべし!』なんて書いてあって、私のそれは全くもって「歩行禅」とは駆け離れた俗世にまみれたものだったのだと悟ったんだった。

でも、コレでいい。
コレぐらいが自分にはちょうどイイのだ。
自分が「禅」的な何かをちょっと感じられたんだったら、それで良いはずだ。
「こうじゃなきゃいけない!」だなんて、お釈迦様は小さなことは言わないだろう。
『ブッダ』(手塚治虫著)を読破したから、それぐらいはわかるぜ。

そういうわけで、これからも ただただ歩こう。
意味はない。
たいていの場合、意味は後から付いてくる。
あと乗せサクサクで充分なのだ。

忘れ物を取りに帰ろう

昨日から息子が作った MIX CD ばかり聴いている。
というか聴かされている。

その直球ど真ん中な選曲は、いつの間にか忘れてしまった何かを思い出させてくれる。
ココで一回下げて、ちょっとためて、それから一気に上がる……みたいな小手先が皆無なのが清々しい。
私は最早、小手先でしか生きてないオッサンのような気がしてたからガツンと刺激をいただいた気分である。

ジャケットも、せっせと息子が描いたものだ。
それが何だかちょっとバスキアっぽく見えてしまうのは、私がバカ親 & 親バカだからだろうから、大目に見てくださるとありがたい。

こんな状況にまさにジャストフィットな映画の情報が入ってきた。

作品名は、「ミックステープ:伝えられずにいたこと」。
両親を亡くした十ニ歳の女の子が、両親が遺したミックステープを発見し、リストの曲を探そうとする……

なんてストーリーで、しかもそのうちの一曲が、THE BLUE HEARTS の「リンダ・リンダ」だっつーから驚き&嬉しい。
それが邦画じゃなくてアメリカ映画っつーのも熱い。

これは観たいぞ!
と興奮してたら、なんとNetflixのオリジナル映画だっつーから、ますますヒートアップ。
「Netflix には、自分のライフスタイルを変えられたかも!」なんて思い始めてたところで、その思いにも拍車がかかった。

とりあえず、これから観てみる。
感想はまた!

で、息子の選曲リストはこちら!

01. Blitzkrieg Bop / Ramones02. We Will Rock You / Queen03. Seven Nation Army / The White Stripes04. Back In Black / AC/DC05. Rock And Roll / Led Zeppelin06. Locked Out Of Heaven / Bruno Mars07. Don’t Stay / Linkin Park08. People = Shit / Slipknot09. Falling Away From Me / Korn10. Rollin’ (Air Raid Vehicle) / Limp Bizkit11. Jimmy James / The Beastie Boys12. Rocks / Primal Scream13. She’s A Rebel / Green Day14. Smells Like Teen Spirit / Nirvana15. Eve Of Destruction / The Chemical Brothers16. Walk This Way / Run-D.M.C.17. God Save The Queen / Sex Pistols18. Give It Away / Red Hot Chili Peppers19. Vietnow / Rage Against The Machine20. Boulevard Of Broken Dreams / Green Day




どうぞヨロシク!

2022年。DOODLIN’ BARBER SHOP は明日五日より営業開始いたします。今年もヨロシクお願いします。

さて。相変わらずゴジラと恐竜に夢中な息子である。私はふと思った。私にとって、60~70年代のゴジラが古くさく見えるように、息子は平成版のゴジラを同じように一昔前のように見えるのだろうか。登場人物のファッションやら、街並やら、画面を覆う空気感。それらが息子の間からは随分と前のものに見えるのだとしたら、いやそれは全然当たり前なのだろうけども、何だかちょっとその “当たり前” がセンチメンタルだぜと思ったんだった。

冬休みの課題図書にと手に取った『恋とゲバルト』(細野不二彦著)。五十年前の学生運動が盛んな時代の若者たちの青春を描いた物語なのだが、これにもまた沸々とセンチメンタル感を抱いた。同時に読み始めた『コーポ・ア・コーポ』(岩浪れんじ著)にも感じた。そう、センチメンタルが止まらないのである。で、それ=ロマンティックが止まらないなのだなと気づけた年末年始だったんだった。

しょうもないことばかり書いている私も今年で五十一歳になる。今風に言えば、どんだけ〜!である。

なんとなくだが、ぼんやりとだが、今後の人生は “復習” に費やされるのではないかと睨んでいる。

『クイーンズ・ギャンビット』の主人公 “ベス” が、過去を見つめ直したことによって先を見据えられるようになったように、自分もそうなるんじゃないか?もしかして?とそんな感じがしてならないのだ。

何処かの偉い人がこんなことを言っていた。

“砂浜は歩きづらいが、振り返ると波うちぎわに自分の足跡が……自分だけの足跡が……一つ一つ残っている。それを『人生』という。
アスファルトの道は歩きやすいが、そこに足跡など残りはしないんだぜ。それを『生活』という。
キミの半生はどうだった?「人生と生活」どっちを選んだんだい?思い返してみるといいぜ。ルルルラララ♪”

これはもうどっちがイイって話じゃないことは、五十歳になった今はわかる。どっちもイイしね。

ただ、こういう意識を持って前に進めたらなと思う。迷って惑って……ん?それってつまり「迷惑」ってこと?そうか、そうなのか。そういうことなのか。

そんなわけで、あらためまして今年もよろしくお願いします。

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平 拝