そして、また流れ始めた。

どうもこんにちは。
 
 
つい先ほど、我が家の愛車を車検に出して、代車で戻ってきました。
それはもうやはりポンコツで、車内のあちこちに「禁煙」のシールが貼られているのですが、なんだか独特な甘い匂いが漂っていてテンションがダダ下がらざるを得ないわけです。
 
 
だけどもだけど、こんなときはこれだねと竹原ピストルさんのCDをぶち込んだら、その代車のポンコツ具合と自分のテンションダダ下がり具合と車内の異臭と妙にマッチして、なんだかちょっと、あくまでもほんのちょっとだけ、これイイかも!と思ってしまったのでした。
 
 
昨日、我が家の四歳児が店前のフェンスに掲げてあるプライス表を悪戯し、文字をいくつか剥がしてしまったのですが、そのときも苦笑いと共に脳内で竹原ピストルが流れ始めたのでした。
 
 
コンビニに行って、妻と僕の分ってことでスイーツを二つ購入するも、なぜかスプーンが一つ、店員さん俺が二つ共食べるとでも?と喉元まで出かかってグッと堪えたときも、どう見ても小さめのスプーンが適当なのに、巨大なパスタ用のフォークを入れられ、店員さんそれはないだろうと苦笑いで指摘したら、ほんのちょっとふてくされられたときも、竹原ピストルが流れ出す。
 
 
二十数年ぶりに映画『逃亡者』を観て、観てる最中は「やっぱおもしれ〜!」と興奮してるのだが、観終わった後、ほんの少しも何にも残っていないことに気づいて、いやむしろちょっと清々しいぞこれ!と苦笑いしたときも、竹原ピストルが流れ始めた。
 
 
GWに入籍するのですとお客さんが婚約者さんを連れてきてくれたときも、また別のお客さんが「今臨月なんで一人にしておけなくて……」と奥様を連れてきてくれたときも、またまた別のお客さんが「明日、後輩の店のレセプションなんでビシッと切ってください」と言われたときも、妻が作ってくれた息子と同じ甘口のカレーを食べているときも、毎年恒例になっている友人の命日に幼馴染みたちとの酒宴で友人の一人が今年成人する息子を連れてきてくれたときも、竹原ピストルが流れていたのでした。
 
 
中学高校時代に THE BLUE HEARTS に感化され、振り返り懐かしむことなく突っ走ってきたら、いつの間にかいいおっさんになっちゃって、果たしてこれからどうしようか……困ったな……なんつって寝言言っているような人間の気持ちを竹原ピストルは歌ってくれる。
そんな気持ちを歌にしてくれる人はいなかった。
まさか、この年齢で、まさか己の年代の代弁者的歌唄いが現れるとは思わなかった。
 
 
ありがたい。
 
 
BGMは「俺たちはまた旅に出た」(by 竹原ピストル)でお願いします。
 
 
有吉弘行が「売れるってことはね、バカに見つかるってことなんだよ……」って言ってました。
 
 
竹原ピストルさん、僕に見つかってしまいましたね。

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