21世紀のスキッツォイド・マン

どうもこんにちは。
近頃。
再びキング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』をよく聴いている。
少年時代、兄二人に「これはとても恐ろしい音楽」だと刷り込まれ、そのジャケットの強烈なインパクトに恐れおののきながらも、なぜか惹きつけられたその美しくも荘厳な音世界。
そんなアルバムをそれから数十年経ってもまだ聴き続けているっつーんだから、少年時代の体験ってのは侮れない。
それが八十年代初頭の頃だったから、一曲目の「21世紀の精神異常者」(このタイトルはちょっと……ってことで、現在はレコ倫により「21世紀のスキッツォイド・マン」に改められているそうだ。実にくだらん!)を聴き「果たしてこれから数十年後に訪れる21世紀ってのはどんなもんなんだ?こんなもんなのか?そいつはヤバくね!?」
と息を飲みまくった少年テッペーなのであった。
定期的にやって来る、このキング・クリムゾン ブーム。
もうしばらく、この「この世とあの世の境界線」に響き渡るような音を堪能しようと思う。

だが、まだ我が息子の前では流さないようにしよう。
さすがに四歳児にはインパクト強過ぎだし、トラウマになったら困る。
ジャケットももちろん目が触れぬ場所に隠さねばならぬ。
そんな息子は今、ドライブの度に竹原ピストルの『虹は待つな 橋をかけろ』をリクエストしてくる。
しかも息子曰く「自分の曲」なのだそうだから、笑える。

この曲の何が息子のハートを掴んだのだろうか……
メロディか?
それとも歌詞の一節

♪虹は待つな 橋をかけろ 例え汚すことになろうとも
その涙に橋をかけろ 虹は待つな 橋をかけろ……♪

なのか?

実に興味津々である。
何がどう息子の今後の人生に左右するのかわからないが、意志を持ってのぞめば多少の水先案内ぐらいは出来るはずだ。
せっかく、私と妻さんの間に生まれたのだから、そこは遠慮せずにバッシバシ影響を与えたいと思う。
いい音楽、いい映画、いい本、エトセトラ。
私たち夫婦が素晴らしいと感じるものを惜しげなく捧げよう。
そこから何をチョイスするかは息子の自由だ。
何も選ばないのもまた良し。
強制&強要だけはしないように気をつけよう。

《お知らせ》
DOODLIN’ BARBER SHOP 今週末土曜日の営業は午後からとさせていただきます。
その土曜日なのですが、すでに午後は満席となっておりまして。
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どうぞよろしくお願いいたします。
DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 拝

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