冬来たりなば春遠からじ

ここ最近の尋常じゃない冷え込みのせいで一昨日一昨々日と二日連続で凍結でお湯が出なくなった。
なんとかなるでしょと甘く見ていた小生を尻目に、妻さんがせっせとぬるま湯を給湯元栓にかけてくれて、どうにか営業に間に合った次第。
あのまま成り行きに任せていたらと思うとゾッとする。
自分の甘さに眩暈がする。
妻への感謝は計り知れないのだった。
いつもありがとう!

 

昨日は表参道にて学生時代の先輩の結婚式にお呼ばれ。
早起きして電車に揺られ行ってきた。
一緒に呼ばれたのは友人の絵描きアラヤン。
先輩(バンドをやりながら映画館でバイト)と小生(師匠の店ロケットバーバーで修行中)とアラヤン(確かあの頃はジーンズ屋でバイトしてた)、それぞれ新所沢で働いていた二十代の頃。
よく三人で飲み語り明かした付き合い。
人との向き合い方、表現すると言うことの意味、ロックとプロレスの共通点、真心、思いやり、男前のさりげなさを共に学んだんだったんだったん。
二級上の先輩と言いつつも、小生はなぜか不思議なことに二年間も浪人していたので先輩とは同い年。
卒業してから先輩というより友人関係に近くはなったが、未だに敬語は抜けていない。
それでいいと思っているし、このまま死ぬまで敬語で行こうと思っている。

 

式前半から涙が溢れた。
年々涙もろくなって来てるなとアラヤンと笑いあった。
幾人かの方々のスピーチも素晴らしく、ここでもまた泣いた。
先輩の父上の友人であられる八十路の方の
「これからの人生において必要なもの。それは『笑顔』と『優しい言葉』と『学ぶことを忘れない心』だ」
と言う言葉はしみじみと染み渡った。

 

バンドが縁で結ばれた新郎新婦ってことで、宴終盤で歌を披露してくれたのだが、これもまたさすがの歌心。
泣けて泣けてしょうがなかった。
それはもう笑っちゃうぐらいに。

 

四十路半ばになっての、まさかの友人の結婚式出席。
さすがにこれで友人の結婚式ってのは最後になるだろう。
いい刺激をいただき、いい気持ちになれた。
小田中先輩、お招きどうもありがとうございます! 押忍!

 

そんなわけで、やっとどうにかこうにか、今週から年末年始のあたふた具合から通常モードへと移行出来そうだ。
寒さもちょいと和らぐみたいだし、そうしたらデッキのペンキ塗りをしよう。

 

冬来たりなば春遠からじ。
春が待ち遠し過ぎるのである。

敬具。

 

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平

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