二十歳の火影

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今月号の雑誌『POPEYE』の特集は「二十歳のとき、何をしていたか?」。
これはもう読まなくちゃだな!と鼻息荒く手に取ったわけだが、今となって「あれれ?何で私はこの特集に惹かれたのだろうか……」と不思議な気持ちになっている。

 

自分自身の二十歳の頃を思い出してみたが、それはちょうど二年目の浪人生活真っ只中。
何者でもない自分に苛立ち、諦め、焦り、そして「まぁいっか!」と開き直った年だったな〜とおぼろげながらに記憶を辿ったんだった。

 

ページをめくれば、輝かしい二十歳を過ごしている方々ばかりで気が引けた。
あの頃のオレよ。
日々何を考え過ごしていたんだい?
何か格好良いエピソードはあるかい?
どんな音楽を聴いてたんだい?
どんな本を読んでたんだい?
どんな映画に感銘を受けていたんだい?
四十六歳になったオレは笑っちゃうぐらいに二十歳の頃の自分を思い出せないぜ。
二年目の浪人生活はそれほど不毛だったのだろう。
嫌な思い出も輝かしい記憶もないのだから。
アイルトン・セナもカート・コバーンもまだ生きていた1991年のことだ。

 

そんなことをぼやぼや考えていたらラモーンズが聴きたくなった。
自分自身としては、あまり思い入れがあるほど聴いてこなかったバンドなのだが、二十歳の頃の自分を思い起こしているBGMとしては最適だなと思った。

 

それから くるりの “There is(always light)” を聴いた。
ああ、ロマンチック。
こんなBGMが似合う、そんな格好の良い二十歳の頃を過ごしたかったもんだぜ。

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