ロマンチックでキラッとキザで

しかし、あらためて思うのだがレコードジャケットってのは、何でこんなにもロマンに満ちているのだろう。
300mm × 300mm のサイズ感。
手で持った感。
壁に飾った感。
そこら辺に無造作に置いてある感。
どれをとっても無敵だ。
その上、レコードプレーヤーに乗せればナイスな音楽が流れ出す。
ロマンティックが止まらないとは多分きっとこのことなのだろう。
この Kenny Burrell の “Midnight Blue” のジャケットが醸し出す空気感。
私は、こんな雰囲気を嫌味なくさりげなく出せる、そんな人間になりたいのだ。
でも、全然なれていないのは皆さん御存知。
なんだか寸前でふざけてしまうのだ。
肝心なところで照れてしまうのだ。
しかし、これは上質な照れ隠しなのだよ……などと嘯いた時点で、全くミッドナイトでもブルーでもない。
どうすれば、このジャケットのような人間になれるのだろうか。
このアルバムはジャケットだけじゃなく中身も相当にカッコイイ。
1963年の作品ってことは、今から55年も前に作られたってことか。
自分が生まれる前の音楽に心震わされるってのも、何ともロマンティックである。
思えば、私はロマンティックな物事が大好きだな。
好きなもの全てがロマンティックと形容されても良いぐらいだ。
“ロマンティック”も好きだが、 “ロマンチック” も好きだ。
さてと。
じゃあ、米米CLUB の “浪漫飛行” でも聴きましょうかね。
大好きなんですよ、この曲。

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