わかっちゃいるけど、やめられない

数日前から再び朝晩と体重計に乗っている。
ちょいとサボり過ぎたようで、なかなかの痛快な体重にいつの間にかなっていたからだ。

 

「随分と丸くなったね」と妻に言われ体重計に乗ることを促されたときは正直躊躇した。
現実なんて見たくないし知りたくもなかったからだ。

 

でも、その反面乗った瞬間に生活を改めることを決意するだろうこともわかっていた。
だから意を決して乗った。
こういうとき、最悪の結果をイメージするようにしているので、叩き出された体重を見てもさほど動揺しなかった。

 

「ま、想定内っしょ!」

 

我ながら生意気なリアクションである。
そんな流れでエブリデイ体重計と友達な日々になったわけだが、効果はてき面なようである。
何しろ日々の生活に締まりが出てきた。
食べるものも、食べる量も、運動量も、意識するのとしないのとでは大違いなのである。

 

そこまでわかっていながら、なぜ今まで増量肥満を放置したのだ?

 

賢いあなたはそう思うだろう。
それと同時に、人の意思なんてのは甚だ弱いこともクレバーな貴方は知っているはずだ。

 

わかっちゃいるけどやめられない……

 

これが人生の真理なのである。
怠惰な生活だと自覚し、このまま続ければ痛い目に遭うんだぜと予想できていながらも、抜けられない。
まっこと人の怠癖ってのは恐ろしいものである。

 

そんなわけで、ストイックなエブリデイを過ごしている。
あいにく梅雨時ではあるが、すきを見て自転車に乗り、散歩し、草刈りをやろうじゃないか。
さすれば、梅雨明けの頃にはどうにかまあ少しは成果が出ていることだろう。
ついでに、座骨神経痛ともおさらば出来ることだろう。
おまけに、息子に「臭〜い!」を顔をしかめられる回数も減るはずだ。

 

もう良いことづくしなのである。

 

なんでやらなかった?

 

我ながらそう思う。

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