たまの夜更かし良い気分

ここ近年では珍しいことに昨日一昨日と二日連続で夜更かしをした。

 

一日目は映画鑑賞。
妻に薦められていた『あん』(河瀬直美監督作品)を観た。
とても良かった。
二日経った今も余韻が残っている。
舞台となったのが東村山市の久米川だったってのも良かった。

 

実は久米川は十五年前に DOODLIN’ BARBER SHOP の開店最有力候補地だったのだ。
それこそ路地裏の裏までグルグル見て回ったから、ロケ地がどこなのかほとんどわかる。
魅力的な街だったんだなと映画を観て再認識。
灯台下暗しとは多分きっとこのことである。

 

作品の大きな主題として扱われたのがハンセン病。
東村山市の外れにあるハンセン病療養所の全生園は以前からその存在は知っていた。
ハンセン病の患者さんと思われる方々も、時折街中で見かけていた。
(その患者さんも映画に出演なさっていた)
だのに、僕は興味を持とうとしなかった。
前を通りかかったも「ふ〜ん……」とすら思わなかった。
この『あん』を観て、僕はそのことを恥じた。

 

なので近々全生園に行ってみようと思う。

映画が考える切っ掛け、学ぶ切っ掛け、動く切っ掛けを与えてくれることがある。
この作品を作った方々と、この作品を教えてくれた妻に感謝しなくてはだ。

 

二日目の夜更かしは御存知ワールドカップ『日本 VS セネガル』。
引き分けではあったが、とてもエキサイティングな良い試合だった。
そうなのだ。
たとえ敗戦であったとしても、良い試合だったら文句なしなのである。
先日の対コロンビア戦も良い試合だった。
加えて面白かった。
正直なところ、生意気にも近年の日本代表戦に興奮しなくなっている自分がいた。

 

ワールドカップでのこの二試合は存分に十分に僕を興奮させてくれた。
こうなると欲深オッサンとしては、まだまだ良い試合を魅せて欲しくなってくる。
次戦の対ポーランド戦でも興奮させてもらいたい。

 

そんなわけで、ちょいと眠い。
眠いけど、せっかくの定休日なんで満喫しようと思う。

 

それでは股旅。

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