師走的空気感に包まれて

遅ればせながら、先々月に購入したモミジシシガシラが紅葉し始めた。
それを見た息子は、たいそうこれが気に入ったらしく「オレが大きくなったら、これ頂戴。可愛がるから。」と言った。
「可愛がる」って表現が面白くて、なんだかそれが嬉しくて「イイよ」と約束した。

 

 

野暮な物言いになるが、息子の感性の成長を感じる機会が多くなった。
コントロールする気はサラサラないが、父親のエゴで「こんなのイイんじゃない?」と方向付けはさりげなくしている。
そんなの全然無視される場合がほとんどだが、時折「お?」と思わせることを言い始めるから面白い。

 

 

こんなことを書いてたら、ふと本田宗一郎さんの言葉を思い出した。

 

 

『世間では、大人の言いなりになる子や、大人の考えの枠から飛躍しようとしない子が「いい子」であり、自分の意思を堂々と主張したり、個性的な考え方や行動をする子を「悪い子」というレッテルををはりがちである。

けれども私は逆だ。
世間でいう「悪い子」に期待している。

なぜならそういう子供こそ個性にあふれ、可能性に満ちた本当の意味の
「いい子」だからである。』

 

 

素晴らしい。
こういう心構えでいたいものだ。(坂口安吾さんも著作で同じようなことを書いていた)
しかし、ワイルドさ溢れる息子の日々の行いを見て、脳内でこの言葉を諳んじたりしてはみるのだが、なかなか徹底が出来ずにすぐに感情的になってしまうってのが本当のところだ。

 

 

でも理想を掲げるのは悪いことじゃないはずだ。
そうなれたらイイなぁって思いは、ちょっとだけそうなりたい自分に近づけるはずだから。
ルルルラララ。

 

 

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DOODLIN’ BARBER SHOP 店主

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