adidas campus と 蛭子能収先生 とわたし

ココ数年愛用している adidas campus を新調した。
今回はカラシ色。
実にイイ色だ。
気に入っている。
二十数年前にも履いていたので、これで adidas campus は8足目ぐらいになるか。
三十代の頃は、NIKE のAIR FORCE 1 を愛用していたのだが、四十代に突入して「四十代にしてはチョイスがヤング過ぎないか?それってどうなのよ?」と自問し、campus に再びたどり着いたんだった。
我ながら似合っているなと勝手に思っている。
履き心地も抜群だ。
シルエットもイイ。
それはもう文句なしだ。
新調したものはお出かけ用。
今までお出かけ用だったものを仕事用へとシフトするってのがここ数年の流れだ。
次はモスグリーンを狙っている。
街やネットで見かけたら情報ください。

 

 

しかしどうやら、巷では adidas が随分と流行っているらしい。
先日お出かけした際も、adidas のジャージーパンツをペアで着こなすカップルを幾人も目撃した。
私もネイビーの adidas ジャージを持っているのだが、これはもちろん映画『ミリオンダラー・ベイビー』でのモーガン・フリーマン先輩を多分に意識したもので、流行り廃りがどうこうではないつもりなわけで、ヤングマンに「これ今キテるYOね?」と言われたら気絶してしまいそうだからしばしジャージーは封印しようと思う。

 

 

蛭子能収先生の『私はバカになりたい』を手に入れた。
数ページめくって、これはとんでもない本だぜと鳥肌交じりに感嘆した。
でも、この本が思春期を迎えた息子の本棚にそっと置いてあったら、ちょっとだけ戦慄が走る。
そのセンスを賞賛したい気持ちもあるが、ちょっとどうなのよ?大丈夫かな……と心配もしてしまいそうだ。

 

 

でも、こういう毒が青春時代には必要なはずだ。
毒を以て毒だけじゃなくクスリも制す。
これがイイはずだ。
多分きっとそう思う。

 

 

例によって、この『私はバカになりたい』は全くオススメ出来ない。
かつて三島由紀夫さんはこう言ったらしい。

 

「インドには行くべき時期がある。その時期はインドが決める」

 

これは蛭子能収作品にも当てはまる。

 

 

「蛭子能収作品には読むべき時期がある。その時期は蛭子さんが決める」

 

 

私は蛭子さんに決めてもらったから手に取ったのだ。
そういうことだ。

 

 

さてと。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平 拝

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