感動できればいい

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ふと思い立って『BLUE GIANT』(石塚真一著)を読み直している。
東日本大震災の描写が出てきて、そういえば仙台が舞台の物語だったんだったと思い出し、今この時期に読み直そうと思い立ったのは決して「ふ」とではなかったんだなぁと思った。
無意識下で繋がっていたのだろう。
こういうの好きだ。

 

 

全10巻の6巻まで読んだ。
相変わらず、それはもうグッと来まくりの場面&セリフのオンパレードなのだが、画像に挙げた場面が、私がこの作品から最もビッシビシ感じ入っているキーワード的な場面じゃないかなと思った。

 

 

「オレは……ウマくても ヘタでも……感動できればいい。」

 

 

まさにこれだなと。
いろいろ様々なことに当てはまることでもあるなと。
ME TOO だなと。
あらためて、しみじみ感じ入ったんだった。

 

 

高校時代、ツキオカという友人がいた。
彼はとても優秀で受ける大学全てに合格して一流大学に進学したんだった。
(でもなぜか一浪はしていた。なぜなんだ?)

 

 

選択教科の中に「美術」があって、私は毎回10段階評価で10をいただいてて、それなりに自信を持っていた。(そう、これは自慢である)
好きな曲のレコードジャケットをデザインするという課題があって、これは得意分野だと意気揚々と描いたときである。
私はツキオカの描いた作品を見て衝撃を受けた。
とんでもなく素敵だったのである。

 

 

おいおい、ツキオカの野郎、
成績優秀な上に絵まで上手いとはな〜と感心することしきり。
ちょっと尊敬すらしたんだった。

 

 

ある日。
そのツキオカに相談された。

 

「オレさ、美術大学に行くって道も考えているんだよね。どう思う?」

 

これには驚いた。

そういう道、そういう考え方、そういう選択肢もあるのだなと。
ツキオカには一度も言ったことないが、この彼の考え方にものすごく私は影響を受けた。
結局、ツキオカは美大への道は(どういった経緯だったのかは知らない)諦めるのだが、成績優秀でも何でもない私がそっちの道を目指すっつードッチラケな展開になったのである。

 

 

彼がデザインの道に進んでたら、きっと面白いものを作ったんじゃないかなぁとぼんやり妄想するのが楽しい。

 

 

『BLUE GIANT』を読んでいると、こういう青臭い思い出が蘇させられる。
そばにいる友人の何気ない一言で、その後の人生が左右されちゃうって結構あるのよね。

 

 

さてと。
んじゃ続きを読むかな。
午後には映画『ドラえもん のび太の月面探査記』を観に行くよ。

股旅。

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