いつの間にかそうなっている

先日、久しぶりに地元の友人たちと集まった。
それぞれ髪を切りに来てくれているのだが、皆が集まるのは年に一度が二度というところだろう。
二十代、三十代の頃は自分の話をすることが多かったが、四十代後半になった今は家族の話をするようになったなと感じる。
親のこと。
子供のこと。
伴侶のこと。
それぞれのこれからのこと。
俺たちもそういう年齢になったのだなぁとしみじみした。
考え方が違うからといって、それを否定したりはせず、そういう考え方もあるよねと尊重し合う仲になった。
いつの間にか、そうなるものなのだと知った。
これはきっといいことだろう。
気まぐれに店内BGM用に SKA のセットリストを作った。
そういう季節になったということだろう。
選曲するのにも随分と力が抜けるようになった。
以前は、狙いすぎてワザとらしくなってしまうことが多かったが、今日この頃はイイ塩梅でイイバランスを保てている。
多分きっと、これを年の功と呼ぶのだろう。
これも、いつの間にかそうなっていったと感じる。
ある程度の狙いは定められるが、できるのは初めの方向付けぐらい。
それからは風に乗るような感覚で抗わず流されるのみ。
それが心地好いと知った。
年を重ねるのは、そんなに悪いもんじゃない。
近頃はどうも映画鑑賞モードだったので、ここいらで読書モードに切り替えたいところだ。
夏までに「カラマーゾフの兄弟」を読破したいものだ。
薄ぼんやりとした目標として頭の片隅に置いておこう。
股旅。
 
 

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