大目に見てよ

ずいぶん前、ネットのお墓(実際に行かずともネット上で墓参りが出来るというもの)について、ビートたけしさんがこう語っていました。

「お墓までの道のりも含めて、それが墓まいりなんだよね。」

わざわざ足を運ぶ。

その道中、故人を偲ぶ。
そうすることに意味があるのだと。
これを聞いて、強引なこじつけっぽいが、音楽をわざわざレコードで聴くという行為もそれに似ているなと思ったんだった。
レコードを、そーっと出して、そーっと置いて、そーっと針を落とす。
A面が終わったら、B面にひっくり返す。
頭出しするのにも、止めなくてはならない。
巻き戻しも早送りもできない。
全てが、“いちいち”  “わざわざ”  だ。
でも、そこが良いのです。
そのプロレス、いや違ったそのプロセスに重きを置きたいのです。
仕事中などは、そりゃ iTunes  かなんかで、流しっぱなしにしてりゃ楽である。
いちいち手を止めて、レコードを取り替えたり、A面B面をひっくり返す姿は、ちょっと滑稽ですらあるかもしれないです。
何しろ合理的ではないのだ。
でも、そこが良い。
その “いちいち”  “わざわざ” を大切にしたいと思うのです。
我が、DOODLIN’ BARBER SHOP の立地も、その “いちいち”  “わざわざ” が伴わなければ辿り着けない場所にある。
きっと、来てくださるお客さま方も、その道中、行き着くまでのプロセスを楽しんでくれているのだなと勝手ながら思い込んでいます。
甚だ傍若無人的な物言いですが、どうか大目に見てください。
毎月、第二水曜日にレコード選曲させていただいている「Bar CLOSED」。
この催しでは、私はレコード以外の音源を使わないことに決めています。
そんなところに誰も価値を見出してくれないかも知れません。
でも、良いんです。
そりゃ、データやCDで持ち込めば軽いし、たくさんの音源を連れて行けます。
レコードなんて重いし、すり減るし、針飛びするし、下手すりゃ傷がつきます。
でも、それが良いんです。
圧倒的自己満足の世界ですが、そういうの一つぐらいあっても良いじゃないですか。
そんな「Bar CLOSED @C.V.C MALL 」が明後日開催されます。
毎回主催のテルくんから出されるお題に沿ってレコードを選ぶのですが、今回のお題は「grateful guitar」。
良いですね、ギター。
好きですよ、ギターの音色とその無限の表現力。
男臭いリフ、ファンキーなカッティング、哀愁のアコースティック……
イメージが広がりまくりです。
“いちいち”  “わざわざ” レコードで選曲したいと思います。
さてと。
本日は定休日。
長雨に気が滅入りますが、テンション上げて行きますよ。
腹から声出せよ。
股旅。

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