要は気の持ちよう

みうらじゅん先輩が提唱している『老いるショック』とか『不安タスティック』とかね、ホント素晴らしいなと思う今日この頃なんです。

とかく、ネガティブにとらえがちな事象をそういう言葉を通過させることによって濾過させちゃうっつー人生の極意だなと。

息子の小学校の運動会で、体育館のトイレに行ったんですね。
で、私が用を足している間にキッズたちが次々と用を足し終えて元気に飛び出して行くのです。
三人に抜かれるかってところで、ようやく私も出し切ったわけですが、こんなとき自分の老いに落ち込んでしまいがちじゃないですか。

でも、次々とキッズたちに抜かれて行くときに「チッチッチッチッチッ!」とカウントし、見事コンプリートしたときに「老〜いるショック!!」と心内でシャウトすればね、そんな衰えも前向きに捉えられるんじゃないかっつーね。
凄くないですか?

「不安な気持ち」にもね、後に「タスティック」をつけてしまえば、なんだかカジュアルな感じなって「まだまだ行けるぜ!」って気持ちを変換出来るわけです。
最早、魔法ですよ。

で、この言葉のチョイスがまた絶妙でね。
「老いるショック」「不安タスティック」や「後ろメタファー」もそうだし「比較三原則」もそう。
知性をチラリと覗かせ、かつユーモラスでね。
感心しまくってしまうわけですよ。

それでね。
こんな風に説明してしまう自分の野暮さがまた情け無くてね。
もうその時点で、全然到達出来ない領域ってのを痛感させられて、極々軽く落ち込んだりしてるわけです。
ヒマなときに。

話は変わりますが、でも繋がっている話です。
十年くらい前ですかね。
兄ね「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」を観ろ!素晴らしいから!と熱く言われ、すぐにレンタルして観たのですが、さっぱりわからなくて、なんだかな〜ってなったことがあったのですが、今ならきっとその良さがわかるんじゃないかと自信を深めているのです。

何しろ近頃「クレヨンしんちゃん」が面白い。
あのずっと馴染めなかった絵柄も今やシックリ来まくっているしね。
人は変わるもんですな。

はてさて、これからどんな老いるショックが待っていることやら。
きっと想像した以上に騒がしい未来が僕を待っているんですな。

股旅。

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