「好き」を追いかけて

このところ毎日毎日、息子が怪獣描きに熱中している。
学校でも、休み時間に描いているらしく、息子の作品が毎日生まれる喜びっつーのもあるんだなぁとしみじみ。

その中の一つに王冠が描かれているのがあったので「バスキアって人が描いた恐竜にも王冠があるんだよ」と息子に見せてみた。

「へ〜」と見つめる息子。
他の作品もペラペラと見せた。
「好き?」
と訊いたら、コクリと頷き、まだ途中だった怪獣を描き始めた。

余計なお世話かもしれないが、こういう関与はしていきたい。
押し付けがましくない程度に、あくまでさりげなくやれたらなと思う。

影響を受けるかどうかは本人次第。
見ないより見る方がいい。
聴かないより聴く方がいい。
触れないより触れる方がいい。

にしてもバスキア良いな。
勧められて読み始めた『ブルーピリオド』って漫画が、藝大を目指す高校生を描いた話で、劇中に藝大に受かった方々の作品などが掲載されているんだけど、なんだか私には難解で、それよりバスキアの作品の方が胸に迫るっつーか、結局「好き」なのだ。
この「好き」だけで充分よね。

このマンガの中でも、自分の『好き』がわかることが大切……みたいなことが、説かれてて、ホントそうだよなぁと嘆息した。
「好き」であれば、それでいい。
そう言い切れたら、迷いも失せるのよね。

息子には、とことん「好き」を追いかけてもらいたいもんだ。
ちょいちょいと干渉&関与しちゃうかもだけど大目に見てね。

股旅。

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