日々学びである

昨日、妻さんに誘われて、とある画家の個展に行って来たんです。

やはりね。
実物、本物に触れるって大事ですね。
あれですよ。
まさに “写真には写らない美しさ” ってヤツの存在をビッシビシ感じましたもの。

朧げながら、きっと “芸術” ってこういうことなんだろうな……ってね。
分かったような気になっています。
あくまで “私の中での芸術” なんですけどもね。

この絵がね。
いつも目につく場所にあったらね。
大袈裟な物言いになりますが“魂の救い”、そういうものになり得るんだろうなって思えたんです。
見るだけで和む、癒される、落ち着く。
あ〜そういう心の機微のことを多分きっと芸術って言うんだろうなってね。
ちょっとわかった気になっているんです。
イイ気分ですよ。
調子に乗っちゃいますよ。

で、その画家先生がですね。
こんなことを言っているんです。

『父の思い出でずっと話したかったのが、小学校の低学年の頃、どんなに家が困窮していても絵の具を買ってくれたんです。

それもいい絵の具、普通は12色なんだけど、紫色が入っている24色とか倍くらいの絵の具を買ってくれた。

なんでもいいから、ちょっとでも人と違うものを与えられた時に勇気と自信がつく。

自分はその辺のもので絵を描いたり作ったりしてますが、ここぞという時にはその “紫色” のことが頭にあって、人よりも半歩でも一歩でも、この色で出せるものはなんだろうと……』

これは響きましたね。
とても大切なことだなと思ったんで、私の心のノートにメモっておきましたよ。
私も、息子に本と画材だけは惜しみなく与えよう……って決めていたんで、それを肯定してくれたような気がしましてね。
なんだか嬉しかったんです。

決して負けない強い力を一つだけ持つ……

それが思い込みでも、良いんです。
バカにされても、良いんです。
少々痛々しくても、良いんです。

なんか、そういう幼少期のちょっとだけ背中を押してくれたような、そっと後ろから支えてくれたようなことが、行き詰まったときなんかに、サーッと空から降りてきて救ってくれる……一歩踏み出す勇気をくれる……
そんなことがあるよな〜ってね。
音楽聴いてるときにも、時々そういう瞬間があるよな〜ってね。

上手く説明出来なくてごめんなさい。

そして、この機会を与えてくれた妻さんに感謝感謝です。

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