屈折の果て

雑誌「BRUTUS」のJAZZ特集。

この雑誌の本特集とか音楽特集をせっせと読んでいるのだが、紹介されている作品のほとんどがまだ読んだことも聴いたこともない、これからも手に取る予感がしないものばかりで、その度に自分の軽薄短小 & 軽佻浮薄さ加減にガックシトホホ状態に突入させられていたのだが、今回は超意外なことに、誌上で紹介されている作品たちを結構な確率で知っているし聴いたことあるアルバムが多かったから不思議だ。
でも、嬉しい。

とは言っても、表紙に「JAZZ IS POP!」とあるわけで、それはつまり聴きやすいポップなアルバムを紹介してるのだから、私の軽佻浮薄ぶりが軽減されたわけではないのは百も承知である。
でも、嬉しい。

GEZAN with Million Wish Collective の『あのち』はここ最近一番聴いているアルバムかも。

和嶋慎治さんの『屈折くん』は最近の愛読書。
猛烈に面白い『罪の轍』(奥田英朗著)を読んでいる合間に強烈に面白く読んでいる。

屈折で思い出した。
最近なんだか、ヘビーでゴリゴリな音楽が人生讃歌に聴こえて、元気&勇気を分けていただいているような気がする。

ノーフューチャー!
とシャウトするパンクロックに未来を感じ、
シニタイヤツハシネと歌われると、それはむしろ「生きろ!」ってメッセージなのではと受け止める。

随分前から、そんな人間だった気もするが、なんだか新鮮な感じなので、多分僕の中で何らかの変化があったような気がしないでもない。

ようは受け止め方次第なわけだが、こんな床屋のオッサンともなると、自分の言動がどう受け止められるのかもちゃんと想像しなくちゃダメだよな〜とも思っている。

股旅。

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