胸躍る未知との遭遇

おはようございます。
このまま順調に行けば一ヶ月後ぐらいに五十二歳になる予定の床屋のオッサンです。

先日、何気なくネット上をブラブラしてたら、敬愛する某画家さんが愛聴しているレコードを幾つか紹介しておりまして。

その中で「こ、これはっ!」とピピーンと来たアートワークのジャケットのものがあったので、すかさず検索して聴いてみたらビンビンに来まくっちゃいまして「こ、これだっ!」と相成ったわけです。

「これはもう、今後の人生、いや余生の指針になるアルバムになるに違いないぜ!」

と私の直感が叫ぶわけです。
こういう空気感、こういう音感、こういう響きが自分を、そして店を作って行く……なんて素敵なんだろう。
妄想が止まりませんよ。

いっぱい沢山好きな音楽がありますが、こういう気持ちにさせる音って別物なんですよね。
それは最早「音楽」だけには留まらないものなわけで、世の中にある様々な自分の心を震わせる物事の中で「なんかこうグッと来るスゴいもの!」というちょっとバカっぽい呼び方になってしまうのですが、まあつまりそういうもんと出会ったわけです。
最高です。

こういうものって、狙ってたり探してたりすると案外見つからないもので、ぼんやり鼻くそホジホジしながら宙空を見つめているときに「やあどうも!」なんつって爆発的にさりげなく現れるから憎らしい。

次はいつになるかわからないし、下手したら死ぬまで遭遇しないかもなので、この出会いを大切にしようと思います。

ちなみにこのアルバムは、Allen Toussaint の “The Bright Mississippi” です。
この「音」が似合う自分、似合う店になりますように。

でも、この一文は坂本龍一さんの『音楽図鑑』を聴きながら書いております。
たまらんです。

それでは股旅。

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