そういう気持ちが溢れ出しているうちは、いろいろ大丈夫。

どうもこんばんは。
連日灼熱地獄なエブリデイでありますが、皆さん御無事ですか?
我が家は少々夏バテ気味ギミシェイクではありますが、どうにか大丈夫です。
 
カブトムシたちも元気です。
今現在オスメス三匹ずついます。
これ以上増やす気はありません。
ちゃんと昆虫マット敷いて、朽木や餌台を置いて、昆虫ゼリーをあげて、毎日飼育箱の内側を拭いてあげてって、少年時代はあんなにテキトーにやってたのに見上げたもんです。
 
僕が見つけた樹には、相変わらずカブトムシがいっぱいで、なんだかもう全然ありがたみも興奮もなく、簡単に情熱が失速してしまった自分を哀しく思います。
 
たかだか昆虫採集の話ですが、そこに人生の悲哀も少々感じちゃったりしてます。
ウジャウジャいるカブトムシたちを眺めていると、何処からかブルーズが幻聴のように聴こえて来ますもの。
それでも、また明朝に僕は息子と虫採りに行くでしょう。
ターゲットは、クワガタムシ。
大物、もしくはヒラタクワガタのようなレア物発見を願いつつ。
 
『FLAT HOUSE LIFE in KYUSHU』(arata coolhand 著)が発売されたってことで迷わず購入。
ペラペラページをめくり、ふーん……なんつって、ぼんやりするだけなんですが、それがなんだか心地良く面白い。
 
九州と云えば、LITTLE TEMPO がツアーで周るそうで、そのフライヤーの醸し出す雰囲気とか色合いがとても良くて、こういう世界観って良いよな〜って、何かチャンスがあればパクる気満々です。
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こういうの好き〜!
って気持ちは大切にしなくちゃですね。
そういう気持ちが溢れ出しているうちは、いろいろ大丈夫な気がします。
 
さてと。
そろそろお休みなさい。

まあ大目に見てやってください

おはようございます。
連日、コレでもかってぐらいの灼熱地獄っぷりですね。
冷房の効いた部屋で、静寂を感じられるような小洒落た音楽に耳を傾けながらモヒートでも飲みたいところですが、現実は T字路s のシャウトに烏龍茶。
そんな愛しき日々であります。
みなさん、お元気ですか?
ウクレレを買いました。
これでジェイク・タカサキを気取ろうって魂胆ではございません。
四歳三ヶ月になる息子へのプレゼントです。

ジャズギタリストであるお客様の大崎弦太くんが、初めて楽器を手に取ったのは四歳のときで、それがウクレレだったと言ってたので、時折おもちゃのギターをかき鳴らしている息子にもウクレレを持たせてみたらどうだろうかと思い立ったのでした。

なんかね、興味を持ってくれたら嬉しいなと。
そう思いまして。
ついでに私も練習してみようかしらんと。
そう思いまして。

息子には「これをやりなさい!」などと明らさまな親都合の押し付けはしたくないと考えているのですが、少々の方向付けぐらいならイイかなと。
大風呂敷を広げて、さあこの中から好きなものを選びなさいってのも、なかなかまだまだ難しいかなと。
だからある程度の指針を示すってのもありかなと。
そう思いまして。
どうでしょうかね。
近頃、お客さんが息子さんを店に連れて来てくださる機会が増えまして。
中学生や高校生の男の子たちには、ふ〜ん床屋ってカッコイイもんだね……と少しでも感じてくれたらな〜と切に願いながらカットしてます。

還暦を過ぎたお客さんに

「子供の頃、将来やりたい仕事ってのを考えたときに床屋になるって選択肢はなかったけれど、もしテッペーの店みたいな店があったら、きっと床屋もありだなと思ったんじゃないかな……」

だなんて、とても有難い御言葉を戴いたことがありましてね。
その影響で、キッズやヤングマンをカットするときには、ものすごくカッコつけてます。
気の利いた名ゼリフも、時折織り交ぜながら、面白くカッコいい大人に見えるよう気合い入れてます。
はたから見たら、しょうもないただただテンションが高いだけの喧しいおっさんかも知れませんが、自分の店なんですから好き勝手やってもイイじゃないですか。
まあ大目に見てやってください。

話は変わって、先月発売させていただいた DOODLIN’ BARBER SHOP ORIGINAL TEE。
数多のお買い上げありがとうございます。
スミクロは完売となりましたが、アッシュ、サンドカーキー、シティグリーンは、各色各サイズ少量ではありますが残っておりますので、宜しかったら是非。
キッズサイズもそろそろ納品となりますかね。
子供たちの夏休みのユニフォームに是非。
それではそろそろ仕事します。
股旅。

GOOD MUSIC & POSITIVE VIBRATION

お客さんに勧められて聴いてみた The Harlem Hamfats が、すこぶるゴキゲンなのである。
八十年も前のシカゴのジャズバンドの音の何が自分を奮い立たせるのか全然わからないが、ホントはちょっとだけわかってたりもする。
 
音楽ってのは時空を簡単に超えるから素晴らしい。
演奏を録音をした八十年後、この極東の小さな床屋でその音源が流れ、その床屋のガチムチヒゲ主人が「すこぶるいい感じだぜ〜」とゴキゲンになっているとは彼らも夢にも思わないだろう。
 
それにつけても、このバンド名がまた良い。
The Harlem Hamfats のハムファッツとは「黒人」ないし「凡庸な人(特にジャズ・ミュージシャン)」を意味する俗語らしい。
「2流の」とか「貧弱な代用品」って意味合いでも使われてたそうだ。
 
「HAMFATS BARBER SHOP」
なんだか良い響きだ。
店名をどうするか思案していた頃、もしこのバンドに出会っていたら、間違いなく最終候補に残っていただろう。
でも、それでも最終的には「DOODLIN’」に完敗していただろうけども、この名前は良い。
飲み屋とか雑貨屋、レコード屋などの店名でもいい感じにフィットしそうだ。
 
私は、何かとこういうジャズ的と云うか、黒人文化の相通じるキーワードに惹かれるのだが、だからと言って、全部が全部黒人文化の匂いプンプンのライフスタイルを貫いたりはしていない。
白人文化にも黄色人種の文化にも魅力的なものがたくさんあって、なんだかんだそれぞれが綯交ぜになってしまっている。
それが、ちょっと前まではほんの少しコンプレックスでもあった。
 
徹底度が低いと云うか、節操がないと云うか、軽薄短小と云うかね。
なんかこう、ビシッと筋が通って貫いている人や物事を見ると、ダメだよな〜と落ち込んだりもした。
 
それがここ最近「でもまあそれが自分だっつーことで!」と良質な開き直りに転じることが出来た。
黒人音楽ばかり流すような店に見せかけて、カントリーも、クラシックも、UKロック、シャンソン、渋谷系すら流す。
これでイイじゃない。
そうやって生きてきたのだ。
生きざまそのものがオルタナティブなのである。
ここで無理して軌道修正することもあるまい。
 
なんでもあり。
いや、ホントは全然なんでもありではなくて、自分的にはこだわりもあるんだけど、はたから見たら「なんでもありだね〜節操ないね〜」と揶揄されようとも、自分の中でちゃんとしたケジメがなされているのならば、いいんじゃないかと。
そう考えるようにする。
 
ココまで書いて気がついた。
今回の日記は、まさに当店のコンセプト『GOOD MUSIC & POSITIVE VIBRATION』な内容だってことを。
 
うむ。
イイ感じだ。
良し良しだ。

(I Can’t Get No) Satisfaction

おはようございます。
 
梅雨の野郎、空梅雨かなと一時思わせておいて、ココに来て思いっきり猛威を振るってますね。
太陽と青空が恋しくはあるのですが、そうなったらそうなったで猛暑なわけで、気分は複雑です。
ちょうど良い塩梅の季節ってのはあまりにも短い。
短いからこそ、愛おしいのでしょうか。
ありをりはべりいまそがり。
 
そんな中、私が四六時中考えているのは、どうやって息子にカブトムシを捕獲させようかということ。
バナナトラップを仕掛けるってのもありっちゃあり。
ここぞというポイントを探し出す、もしくは教えていただいてそこに特攻を仕掛けるというのもありですかね。
 
何しろ、息子のその小さな手でゲットさせたいわけです。
夜中にいそいそと床屋のおっさん一人で捕りに行き、朝虫かごに入っているのを息子が見つけ歓喜の小躍りをするっつーのもありっちゃありですが、自分の手で獲るって重要な体験じゃないですか。
そりゃ数年も経てば、ガッシガシ自分で採れるようになるでしょうけど、四歳三ヶ月の今だからこそ響く体験ってあるじゃないですか。
いつやる?
今でしょ!
今しかないでしょ!
まさにこれなのです。
 
そんなわけで、毎日のようにポイント探しに勤しんでおります。
その最中に、道端にひっくり返って慌てふためいているカブトムシをゲットってのもありです。
 
なんてことを、お客さんと熱く話しているのですが、お客さんたちが口を揃えて仰るのは「まだちょっと早くないですか?」の一言だからアッチョンブリケ。
運が良ければ採れるだろうけど、まず今採れるのはだいたいコクワガタじゃないかとのこと。
やはり勝負は梅雨明けからのようです。
正直、コクワでも息子は大満足なのでしょうけど、この自称ナイスミドルの床屋のおやじさんは、それじゃ(I Can’t Get No) Satisfaction 。
なので、とことん追い求めようと思います。
 
さあて、今日は定休日。
まずは、BLUE GIANT SUPREME の二巻を読まなくちゃ何も始まらないですね。
胸を熱くさせてくれる漫画がある限り、この世は安泰です。多分。
 
それでは股旅。

ROCK YOUR BABY

こんにちは。
TOMATOS の “ROCK YOUR BABY” を聴きながら、この日記を認めております。
音楽一つで、ほら店内が全く様相を変えるのだから面白い。
常日頃から、いい空気感出していきたいですね。
それはもう、出しまくりたいもんです。
ところで、この “ROCK YOUR BABY” のジャケット。
このタイトルのタッチ、多分きっとペイントマーカーのシルバーで書いてますよね。
なんかこう、ペイントマーカーのこの感じ。
すごく懐かしく感じます。
今も売っているんですかね。
いつか、このジャケットのような写真を撮ってもらいたいです。
ギターなんか全然弾けないんですけど、ポーズ極めて、どっぷり気分に浸って撮ってもらいたい。
もちろんモノクロで。
こういうこと書くと「相変わらず自分大好きだね〜」と揶揄されるかもですが、言っておきますが、そんなに自分大好きじゃないですよ。
自分が嫌いではないですが、それほど自分を好きではないです。
でも、ある程度うぬぼれてないと自分の店なんてやれないんだぜ……とも思うので、多分どっかでちゃんと自分が好きなのでしょう。
その気持ちの裏返しで、時折自己嫌悪なんかしちゃったりするのでしょうね。

今は、静かに Fleet Foxes が流れているのですが、その曲間の静寂が訪れるとカサカサカサと音がするのです。
これはあれです。
息子と捕まえてきたダンゴムシの足音です。
庭で見つけたダンゴムシを空いたお菓子の缶で飼っているんです。
見ていると可愛く思えてくるから不思議です。
餌は庭の落ち葉なのですが、どうやらいろいろ食べるみたいです。
まさか、この年齢でダンゴムシの餌について調べることになるとは思いませんでした。
面白いです。
息子にとっては新発見、僕にとっては再発見。
それが毎日怒涛のように訪れてます。
それではそろそろ午後の仕事開始です。
股旅。