なかなか身につかない年の功

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おはようございます。

順調に行けば、ちょうど一ヵ月後に48歳になる床屋のおやじさんなわけですが、ここに来て年齢というものをヤケに意識し始めている自分がいるようです。

私の好きな映画の一つに「グッド・ウィル・ハンティング」という超名作があるのですが、この作品でアカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞したロビン・ウィリアムズが、このとき47歳だったっつ事実が、ヤケに胸に染み入っちゃうのです。

自分でも何故なのかわからないぐらいに。

悩める若者を導く懐の深さと優しさ慈しみを感じさせる佇まい。

私は、この映画を観たときに20代後半だったのですが、そのロビン・ウィリアムズが醸し出す佇まいに憧れ、ああこんな大人にいつかなれたらいいな……そうなるにはどうすればいいのかな……

だなんて夢想してたわけで、でもそれがいつのまにか年齢が追いついてて、あれれ?オレ何やってんの?どうした?

ってな感じなわけですよ。ヤケに。

歳を重ねていくに従って、ちょっとは上手く立ち回れるようになってきた部分も少しはあるけども、全然まだまだ足りてない。

うん、オレ足りてる!

ってヤツほど信用出来ませんが、少しぐらいはね。

自負してみたいじゃないですが。自負。

欲しいのは自負ですよ、自負。

それと矜持。

そんなわけで、ショーケンこと萩原健一さんが亡くなってしまったことによる圧倒的喪失感に包まれた一週間だったわけです。

いろいろ書きたいこと語りたいことが多々ありますが、それはまたいつか。

こういうとき、好き過ぎて語れないってあるのですね。

勉強になりました。

ありがとうございます。

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平 拝

平成も残り一ヶ月

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おはようございます。
本日正午前にニュー元号が発表されるようで、なんとなしにソワソワと浮き足立っている感じがあります。
「平成」となったとき、私は高校生だったのですが、正直それを聞いてもピンと来なかった記憶があります。
今回もまたピンと来なさそうなのですが、「平成」がいつのまにか馴染んだように、また今回もネオ元号にちょっとずつ馴染んでいくことでしょう。
自分は昭和生まれの昭和世代だと思ってましたが、実際は人生の三分の二が平成なわけで、なんだかそれもピンと来ないのです。
もしかして平成って、そんなピンと来なさ加減が魅力だったりするのかも知れないですね。
息子の倫太郎と一緒に風呂に入るのが日課でして、あの手この手で風呂を楽しめるように仕組んでいるのですが、最近はよく「クイズを出して!」と言われるので、いろいろ工夫して出題しているのです。
昨夜は「倫太郎クイズ」と題して、息子の周辺にまつわる彼の想いを聞き出しそうと試みまして。
「倫太郎のお父さんが好きなものは何でしょう?」と訊いてみたのです。
そしたら息子は、すかさず「音楽!」と答えてくれまして、ちょっと驚いたのでした。
そうか……息子にはそう見えるのだな。
そう見えるようなライフサイクルではあるよなと自負はしてるのですが、あらためてそう言われると、なんだかむず痒い&新鮮な想いに包まれます。
「じゃあ、お母さんは?」
と訊いてみたら、「珈琲!」と即答されまして、へーと感心したのでした。
想像以上に息子は、親を世の中を見つめているのだなぁとしみじみしたのでした。
息子が生きる新元号はどんな時代になるのでしょうね。
圧倒的脇役の立場で、その行方を見つめられたらなと思います。
さてと。
本日は定休日。
四月バカだってことで、今日は小粋なジョークを連発しましょうかね。
股旅。

 

ちょっと気持ちがしゃんとした

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息子が幼稚園を卒園した。
子どもの成長は早い早いと聞いてはいたが本当に早い。
ものすごく早い。

 

 

息子が生まれてから今日までが、まさに走馬灯のように本当に頭を過った。
先人たちが言っていたことは本当だったのだ。

 

 

坂口安吾先生は、本当のことは本当過ぎるから嫌いだ……
と言ったそうだが、僕は息子に関わる、息子に関する、息子にまつわる多くの本当が好きだ。
本当過ぎて好きだ。

 

 

先日『さよならアメリカ』(渋谷直角著)を読んだ。
たまたま本屋に寄って、たまたま手にとったのだった。
その装丁が目に入った瞬間、これは読まねばなとピーン!
と来たので、その感性に従うことにした。
そしたら、今まさに読むべき本だった。
やったぜと思った。

 

 

物語の終盤、偶然にも幸運にもナゼだか明らかに多摩湖(僕の実家のそばにあるナイスな人口湖だったから物凄く作者に親近感)が描かれている場面での準主人公の言葉『私はネットの評価を信じない、自分の目と耳と頭で判断してる!』ってくだりにはドキリとさせられた。

 

 

果たして俺ちゃんはどうだろうか……

 

ネットの評価に左右させられてないだろうか……

 

自分の目と耳と頭で判断してるか?

 

あれが最初で最期のチャンスだったと勝手に決め付けて、勝手にとぼとぼとポケットに手を納めてしまってはいないか?

 

実力が足りないことを棚に上げ、図々しく“スランプ”などと口にしては芝居がかった苦笑いを浮かべてはいないか?(by 竹原ピストル)

 

 

そんな思いがグルグルと巡ったんだった。

 

 

そうこうしているうちに、来月には小学校の入学式が待っている。
その頃には桜は散ってしまっているだろうか。
妻さんと息子との記念写真も撮るのが楽しみだが、自分だけ特別ビッグなフェイスなのでちょっとだけ落ち込んだりするのも、また一興ってことでサラリとかわそう。

 

 

三年前、入園式の際に仕立てたスーツが今後も着られるよう気をつけねばなという思いもグルグルと回る。
なんだかんだで、自分のことばかり気にしちゃっている己に少々自己嫌悪。

 

 

さてと。
こんな定休日には、The Beach Boys 『Smile』でも聴くかな。
この50年以上前に作られたアルバムを、きっと僕は30年後も聴いているだろうと思う。

 

イチローさんの引退会見での

 

「最低50歳までと本当に思っていた。それはかなわず、有言不実行の男になってしまったが、その表現をしてこなかったら、ここまでできなかったかなという思いもある……」

 

 

という言葉を受けて、妻さんが「80歳まで仕事しよう!って思ってれば70歳までは出来るよ!」と言ってくれて、僕はみょうに腑に落ちたんだった。

 

 

そう思うことにした。
そうしたら、なんだかちょっと気持ちがしゃんとしたんだった。

 

 

 

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なかなかの贅沢

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さて。
この友人が描いた絵をどう飾ろうか。
店に飾るか、それとも自宅に飾るか。
おっとその前に、どんな額装にしようかな。
こんなことをぼんやり考えている幸福。
友人が描いた絵が好き。
そしてその絵を飾りたい。
これってなかなか有難いことなのではと思う。
なかなかの贅沢だなと感じる。
この友人とも長い付き合いになった。
今後も彼が描く絵を見続けたいと思う。
アラヤン、いつもありがとう。
これからもよろしく。

スリムで シンプルで スローなブギにしてくれ

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この時期になると毎度のことなのだが、今春こそサイクリングを再開したいぜと鼻息を荒くしている。
さすれば、運動不足解消。
代謝も上がる。
元気もハツラツ。
体力向上。
それ即ち、仕事の質も上昇するっつー魂胆である。

 

 

早いものでこの春には息子が小学一年生になる。
さすれば、一緒にちょっとそこら辺を自転車でってことも可能になるのではないかと。
これは再開の大きなキッカケになるのではないかと。
ついでに、物作りが大好きな息子であるから、ちょいと一緒にプラモデル制作に取り組めるのではないかと。
プラモ屋に一緒に行けるのではないかと。
淡い期待がだだ上がり中なわけなのである。ないかと。ないかと。

 

 

子供の成長の早さには瞠目するばかりなのだが、ことさら驚かされるのは理解力と語彙力の凄まじい向上である。
適当なウソをついて、その場を切り抜けて、誰も傷つけない……ってのもなかなか難しくなってきた。

 

 

そりゃまだもちろん拙い理解力&語彙力ではあるのだが、だからシンプルであるが故の「へ〜そういう受け止め方もあるんだ!」とこっちが感心させられるような受け止め方もいきなりしたりすることも多くあって、どちらかというとコッチの方が学ばさせてもらっているような気がしたりもするから不思議だ。

 

 

発想やらなんやらかんやら、ともかく子供ってのはシンプルそのものだ。
シンプル最高最強なのではないかと、今更になってそう思い立っている次第なのである。

 

 

そういえば随分前に、個人商店に必要な三つの「S」って話を書いた。
その三つというのは、“SIMPLE” であり “SLOW” であり “SLIM”であるのが理想的だって話で、 これは何かの本に書いてあったことだったのだけれど、それを初めて読んだ時は随分と感銘を受けて、それからはそれを胸に店づくりにと日々の仕事に励んできたんだよなぁ……

 

 

でも、時折ぼんやり忘れてしまいがちだったりするのだけれども、子供のすば抜けたシンプルさ加減に、何度も幾度もハッとさせられた。
その点でも、息子には感謝しなくちゃだな。

 

 

そういえば、うちの妻さんは、この三つの「S」をまさに体現しているような人だよなぁ……とあらためて今思った。

 

 

自分も、いつかどうにかそんな風になれたらと思う今日この頃なのである。

 

 

ケロケロ。