マンダラートやらを作ってみるかな……

只今、絶賛大活躍中の大谷翔平選手。
彼が高校生のときに作成したという「目標達成マンダラート」を拝見したのですが、あれは鳥肌ものですね。

ああいうものを作った時点で、もう目標が達成出来てしまっているのでは……と思いました。
その心意気というか、メンタルの方向性というか、なんちゅうか本中華。

で、私の場合はですね。
目標を達成するためのものではなく、自分を構成する曼荼羅を作ってみたらどんな感じになるかな……と考えてみたんです。
薄ぼんやり頭の中に浮かんだのは、音楽と本で構成されたマンダラート。

大好きなレコードのジャケットと愛読書の表紙で曼荼羅を作ったら、自分という人間、その過去、その未来までもが描けるんじゃないか?どう?と思いました。

いや、それを作ったからってどうにもなるもんじゃないんですけど、そういう自身を見つめ直す行為って大切だと思うのです。
特に五十歳ともなるとですね。
たまにそういうことやって、ああそうだよね、そうだった!そうだった!
と自分を識るって必要だとまでは言いませんが、なんだか気持ちが良いもんなんです。
自分を肯定出来るような気がして。
もしかして勘違いかも知れないんですけど、別にいいんです、それでも。

こういうこと書いていると「相変わらず自分大好きだね〜」と揶揄されそうですが、自分が嫌いってわけでもないし、かと言って自分が好きってわけでも全然なくて、出来たら自分を嫌いにならないようにしたいよな〜って思いが強くてですね。
結婚して、妻さんがそばにいてくれるようになって、息子がいるようになって、その思いはさらに強まるばかりでして。

誇りに思ってとまでは言いませんが、恥ずかしいと思わないで欲しいんですよね。
このウツボ野郎の床屋のオッサンの存在を。
で、そのために自分を識りたいんだぜってわけです。
まずはそこからだぜってわけです。

青すぎる空

見事な梅雨明け。
待ち焦がれていた夏空を拝めました。
いと気持ち良し。 

空き時間、『EVOL』(カネコアツシ著)が面白すぎて貪り読んでいたら、何やら店入り口ポーチに気配を感じる。
実は朝からずっと変な感じがあって、変な音も聞こえたしザワザワしてたんですよ。
でも、外に出ても誰もいないし変だな〜って瞬間、デッカいトカゲを発見! 

と思ったらヘビだったから腰が抜けた。
こりゃ写真撮らなきゃと急いでスマフォンを取ってきたのだが、恥ずかしがり屋さんなのかしら。
ポーチとステップの隙間に隠れてしまっていました。

顔は撮れませんでしたが、蠢くボディを激写。
画像検索して見比べてみたところ、どうやら青大将のようです。
しかも、かなり大きい。

ヘビは、本能で安全な家を見分け、住み着くそうで、家の守り神とも言われるそう。
これは吉兆かしら。
だと良いな。

そろそろ学校から帰ってくる息子にこの素敵な報せを教えるべきか迷うところ。
だって息子は絶対「捕まえる!」と言い出すに決まっていますからね。

でもやっぱり教えないのは可哀想なので、報せます。

で、蛇は家の守り神だから、そっとしておこうねと伝えてみます。

灼熱と遠雷

ひょっとして梅雨よ、もしや明けたのか? 

と思わされるような灼熱の中せっせと草むしり&芝刈りに励んだ。 

頭にはあれだ。
今、巷で史上最効と囁かれている虫除けグッズを装着したのは言うまでもない。 

で、その効果はどうだったのかと言うと、半袖半ズボンだったにも関わらず、虫刺されは一切ナッシング。 

これがたまたまなのか、効果を発揮したからかなのかは、次に使用するタイミングでハッキリすることだろう。 

ほら、あれだ。
二人に同じことを言われたら、それは本当のことだって話があるじゃないですか。

「キミはナイスガイだ」と二人から言われたら「え!オレってナイスガイなんだ!」と思って良し、一人だったら「ぬ?ほめ殺しか?まさか?」と疑うべし!ってあの話だ。 

まぁ何が言いたいかっつーと、たまたまは二回続かないぜってことだ。
次回、虫に刺されなかったら、オレはこの虫除けグッズを信じるぜってことさ。 

なんて、しょうもないことを書いてたら、遠くから雷鳴がかすかに聞こえてくる。

遠雷……イイ響きだ。
好きな言葉だ。
遠雷と言えば立松和平の小説だな。
あれ、まだ読んだことないから今度読んでみよう。
こういう流れに乗ったとき、何かイイこと起こるのよね。

股旅。

選んでみた

岡山県備前市のイカした店「JAZZ × BARBER SHOP 光岡理容所」さんが、ブログで『BRUTUS「音楽と酒・夏」勝手に便乗企画!』と銘打ち、お題に沿った5枚のレコードをナイスチョイスなさっているのを見て大いに感化された僕も真似して5枚選んでみました。

さて以下がお題。
こういうのは考えてしまうと、選びきれなくなってしまうので、すぐに手に取れる場所にあるレコード(つまり最近よく聴いてるもの)から選んでみました。

選んだ理由も、語り出すと止まらなくなる悪癖があるエンドレスカタリストなので、極々短くなるよう努力します。

まずはこれから。

Q1 2021年7月1日最初にかけたい一枚は?

「Live!」Bob Marley & The Wailers

もう七夕なので、記憶を振り絞ってみたら、これを一発目にかけたのを思い出しました。
まさにジャストミートなアルバムですな。

Q2 店に絶対なければならないお店を象徴する一枚は?

「Soul Food Taqueria 」Tommy Guerrero

これは開店以来ずっとこれ。
ブレてブレてブレスレス気味な僕ですが、これだけはブレてないです。
色合い、雰囲気、感触、空気感、etc。
ずっとこんな感じを目指してます。
で、まだまだ程遠いです。

Q3 音楽に夢中になるきっかけとなった一枚は?

「YOUNG AND PRETTY」THE BLUE HEARTS

これはもうこれかなと。
これが入口でしたね。
この前にも色々聴いてましたが、夢中になるきっかけとなるとこれなんです。
今でもよく聴いてるし、聴く度に16歳に戻れます。

Q4 最近手に入れた一枚は?

「Unrest」レイ・ハラカミ

コロナの影響ですかね、リリースが予定より遅れに遅れてさんざん待たされて、やっと届きました。
注文してたのを忘れてしまってましたよ。

Q5 夏に飲みたいドリンクと一緒に聴きたい一枚は?

「ON THE AIR」VIDEOTAPEMUSIC

最近、一日三回はかけてます。
別にドリンクと一緒じゃなくても良いです。
最高ですね。
こんな色合いの夏になって欲しい。
そんな音です。

また次の旅が始まる

十数年の長きにわたり、当店にお客様を呼び寄せてくれていたスタンド看板を額装しました。

これは DOODLIN’ BARBER SHOP の開店三周年記念&私の三十六歳の誕生日にいただいたもの(つまり十四年前)で、絵描きのアラヤンが描いて、それをササキリョーが看板にしてくれたものでして。
お客さんを呼ぶだけでなく、ある意味店が目指すべく方向性の指針にもなったし、これまた目指すべく雰囲気を作り上げてくれたものでした。

だけどもさすがにだいぶ傷み始めてて、焼けて色は退色して来たし、表面が剥がれているところもあるしで、どこかのタイミングで勇退してもらわねば……と考えていたところ、今日いきなりピーンと来たので、ビシリとフレームインさせていただいたわけです。

長い間、ご苦労さまでした。
この看板に匹敵するようなものは作れないし、そんなものが出来てしまうのも嫌なので、全く比較対象にならないようなスタンド看板を作れたらなとぼんやり考えています。

それってどんなのよ?

あんま私もわかってません。
なんとなく、こんな感じかな〜ってのがあるくらいです。
でも、そういう力が抜け切っているときこそ、面白いものが出来たりするから面白いです。

アラヤンの描いた作品は数あれど、私にとっては、この二枚が最高傑作。
ずっと背中合わせだった、この二枚が、こうやって並ぶと何とも感慨深いものです。

アラヤン、また何か一緒に作ろう。
リョーにプロデュースしてもらってさ。

股旅。