読書季節到来の予感

どうもこんにちは。
風の感じから察するに、どうやら夏は終わってしまったようですね。
この八月末になると、なんだか『サヨナラは八月のララバイ』ってフレーズが頭の中をグルグル回りますよね。
どんな歌だったか、全く思い出せないのですが、何故かこのフレーズだけが強く印象に残っているのです。
 
近頃、ちょろちょろとまた本を手に取るようになりました。
リハビリ的な感じで軽く読めるだろうと、まずは『社会人大学 人見知り学部 卒業見込』をナイスチョイス。
そうです。
所沢の星 オードリー春日の相方である若林正恭さんのエッセイです。
 
元々、彼の醸し出す独特な存在感が好きだったのですが、このエッセイを読み始めてから、さらにその想いは深まりましたね。
多分僕は全然人見知りではないと思うのですが、彼の「感覚」や「距離感」の取り方というか伺い方には、とても共感します。
 
それはもう、何しろカッコつけてなくて、それがイイ。
ともすれば、イイカッコしてしまいがちなものなのだが、彼は爽やかなぐらいサクッと自分のダメさ、弱さ、カッコ悪さを迷うことなくさらけ出している。
意識的に、さらけ出している感じではなく、ダダ漏れちゃっている感じか……いや違うか。
ともかく、あざとく狙っている感がないのが清々しく好感が持てるのです。
 
ふと見渡せば、カッコ良く、ステキで、ワンダフォーでビューティフォーなことばかりが、ネット上では踊っている。
それは全然ホントのことじゃないのに。
 
いや、もちろんそうじゃないものも多々あるが、そのほとんどが「狙っている感」がムキムキにいやらしく出てて鼻に付くこともしばしば。
でも、彼の紡ぎ出す「しょうもなさ」は、なんかこう真っ直ぐで純情を感じる。
それが、なんだか読んでて嬉しくなるのです。
 
読書の秋を迎えるべく、初めの一冊として選んで良かった。
読みたいと思いつつ、本棚でじっと待っている他の本たちもバッタバタと読んで行こうと思います。
 
ではでは股旅。

キミはその力を信じるかい?

どうもこんばんは。
昨日今日とで季節の変わり目だったのかしらん……と思ったのです。
息子が大事に飼っているカブトムシとクワガタたちが相次いで天に召されたからです。
それまで元気にしてたのに、ココに来て急にだったので、何かしらの異変があったとしか思えんのですが、心当たりはなく、強いて言えば「天候」なのではないかと。
虫たちには感じられる変化があったのではないかと。
そう感じたのでした。
今、この日記を書きながら聴いているのは、当店のお客さんでもある DJ MANA-BU さんが MIX したもの。
なんかこう、とってもイイ塩梅なので、近頃当店BGMとしてもヘビーローテションさせていただいているのです。

 

十月頭に、所沢のイカしたイカれた古着屋『 SANDINISTA! STUDIO 』の開店十周年記念イベントで「テッペーさん、ちょいとレコードセレクターしてくれませんか?」などと光栄至極な依頼があったもんで、数年ぶりだってことも大いに手伝って早くも浮き足立ちまくっている四十六歳ナイスミドル床屋店主なのであります。

 

そんなわけで、DJ的嗅覚を呼び覚まそうと MANA-BU さんの選曲にビッシビシ刺激をもらっているわけなのですが、やっぱイイですね。
この曲の後にこれ!それからこれ?そしてまさかのこの展開!
とズキズキワクワクするのです。

 

ちょっと何で自分がココまで貪欲に音楽に寄りかかるのかを考えてみたんです。
ホント何でなんでしょうね。
自分のことでありながら、かなり長く思案してしまいました。
それでピンと来たのは、きっと自分の中で欠落していると実感している何かを埋め合わせようとしているんじゃないかと。
音楽が完全にその穴を埋めてくれることは多分ないのですが、楽になるというか救われる感じは絶対にあるなと。
音楽にはその力があるなと。
あるに違いないなと。
そう思ったのでした。
それでもね。
キミは音楽が好きかね?
と訊かれたら、自信持って胸張って「イエス!」とは叫べない感じもあるのです。
ホント何なんでしょうね。
どこかで冷めている思いがあるからなんですかね。
圧倒的に夢中にはなれてない感じがあるからなんですかね。
もっとなんかこう、陶酔に近いような夢中感があって欲しいんですよね。
もっともっと突き詰めていくような情熱があったら嬉しいなと思うんです。
徹底的に掘りたいですね。
どこかに向かうんじゃなく掘る感じ。
こんなことを考えたのはあれですね。
昨日、現在無期限の活動休止中であるTHE ZIPPERZ のラッキー・クッキー・センヌッキーが髪を切りに来たからですね。
彼から何かしらの影響を受けたのだと思われます。
一ヶ月毎に現れるラッキーと僕は毎回熱い熱い話に終始するのです。
彼から発せられるパワーのせいですね。
多分きっとそうです。
なんだかまた話が行方不明になって来たので、そろそろ撤退します。
THE ZIPPERZ、機会があったら聴いてみるとイイかもです。
それでは股旅。

これが僕の一生懸命です

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灼熱の中、よごれた顔でこんにちは。
「よごれた顔でこんにちは」は、RCサクセションの名曲です。
こんな暑い日はこれだねと、rei harakami さんの『lust』を引っ張り出して聴いています。
涼しげな浮遊感にゆらりゆらゆら心地良し。
そして、ペラペラとライナーノーツを捲ると面白いことが書いてありました。
rei harakami さんの所有する機材はめちゃくちゃ安いものばかり。
プレミア価格の付いた名機の中古とかではなく、ただのシンセやサンプラーばかりだったそうです。
イイ話過ぎて涙が出そうになりました。
そういう機材を駆使して、己の宇宙を作り出したんですね。
ステキング。
ステキングな逸話と云えば、甲本ヒロト先輩がテレフォンショッキングに出演したとき。
タモリさんに「なんで、あんなに暴れながら歌うの?」と訊かれ、「あれがね、僕の一生懸命なんです……」と返したヒロト先輩にはシビれました。
自分の一生懸命ってなんなんだろ……
自分は一所懸命に頑張ったことってあるんかな……
そんなことを、このヒロト先輩の言葉を聞いてから、ずっと自問自答している気がします。
ルルルラララ。
今朝、使わなくなったチャイルドシートをクリーンセンターに持って行きました。
息子も連れて行ったのですが、「なんで捨てちゃうの?」と少し寂しげにチャイルドシートが積み上げられるのを見ながら呟く息子の横顔に少し胸がキュンとなりました。
カブトムシとクワガタは相変わらず店にいます。
カブトムシは少しずつ減って、クワガタは少しずつ増えましたかね。
そんな夏です。
さあて、The ピーズの『実験四号』でも聴きながら次の仕事に備えましょうかね。
好きなんです、この曲。
多分一生大好きです。

 

では股旅。

その熱量に用がある

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どうもこんばんは。
僭越ながら明日から三日間夏季休業をいただこうと企んでいる DOODLIN’ BARBER SHOP 店主です。
木曜日から華麗に営業再開いたしますので、どうぞご贔屓に。
さっき、録画しておいたドラマ『ハロー張りネズミ』を観ていたのですが、どうやらこのドラマ視聴率がかなり低いらしいですね。
こんなに作り手の熱量を感じるドラマってなかなかないと思うのですが、そんな良質なドラマの視聴率が低いってのが、なんだか最高だぜ!
とほくそ笑んでしまいました。
と同時に、いつになっても世の中そんなもんだな……と苦笑いもしました。
自分の好きなものが人気あるのも嬉しいし、人気がないのも嬉しい。
なんなんでしょうね、この感情。
不思議なもんです。
今回の写真は、当店のトイレの便座に座った姿勢から見た壁を撮ったものです。
映画の劇中で使用されたクルマを描いたポストカードを並べてあるのですが、これかなり僕のお気に入りなのです。
ちょいちょいトイレに入ったお客さんたちから反応もあったりして嬉しいです。

 

クルマが生かされている作品ってイイですよね。
前述のドラマ『ハロー張りネズミ』でも主人公が乗っているクルマがTOYOTA のスプリンターカリブの初代モデルで、そのナイスチョイスっぷりに嘆息が止まらないわけです。
絶妙ですよね。
僕が監督だったら、なんかこうもっと古い車を選んでしまいそうで、「どう?こんなクルマ選んじゃう俺のセンス?」ってのがムキムキに丸出しで吐き気がしますね。
登場人物が乗っているクルマの車種で、その人物の奥行きが一気に広がる感じにグッと来まくるわけです。
ロマンティックが止まらなくなるわけです。
そんなドラマ作りが出来ている大根仁監督が羨ましいのです。

 

それではそろそろ寝ます。
おっと、その前にさっき録画した『NHK スペシャル 東京ブラックホール』を観ようかしら。
これまた作り手の熱量がビッシビシ伝わってくる作品です。
さすがですね、NHK。
毎月の受信料以上のものを届けてくれているなと感じます。
これからも良質な番組をヨロシクです。
股旅。

手の平に乗る宇宙

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どうもこんばんは。

つい先日、ぶらりと本屋に行ったのですが、やはり面白いですね、本屋。
ネットだと目的のものが既にあって、それに向かってただただ一直線って感じですけども、実際に店まで足を運ぶと全方位から「お〜い!ここここ!ここだよ!」と肩をバシバシ叩かれる感じがあって、そういう出会いがたまらなく面白い。
本屋に行ったとき、よく叩いてくるのが図鑑で、当初は息子のためにと図鑑コーナーに足を運んでいたのですが、近頃は完全無欠に自分のためって感じになって来ていることはココだけの話です。
中でも、特に僕のハートを鷲掴みにしているのは『危険生物図鑑』で、あれは凄まじい魅力とオーラに満ち溢れていやがります。
今風に云うならば激ヤバです。
立ち読みしているだけで動悸息切れがしてきます。
『深海生物図鑑』『古代文明図鑑』もヤバいですね。
本屋も心得たもので、立ち読み用の見本を置いているんです。
ペラペラとめくっただけで、目は釘付けですよ。
それと同時に、四十路半ばにもなってもあまりに無知な自分に愕然とさせられるのです。
相変わらず無知は恐怖なわけです。
無知と云えば、Melvin Sparks。
音楽通に言わせれば、知らないの?嘘だろ?ってなぐらいに有名なファンキー・ギタリスト。
恥ずかしながら僕は知りませんでした。
そして、その音は僕の全身のツボを北斗百烈拳で打ち抜いたのです。
僕が大好きな The New Mastersounds と云うイギリスのジャズ・ファンクバンドがあって、こんなオリジナリティ溢れる音を奏でる若者がいるのか!
と瞠目しまくっていたのですが、Melvin Sparks を一聴してみて驚いた。
これはもう影響を受けているどころの騒ぎじゃないわけです。
Melvin Sparks を流されて「これ The New Mastersounds の新譜だから!」と言われたら完全に信じますね。
「パクりだ!」だなんて品のない物言いをする気はございません。
それより何より、自分が「スゲ〜!」と思っていたものにも、ちゃんとルーツがあったんだなってことに驚きと喜びで胸がいっぱいになるのです。
そして多分、Melvin Sparks の紡ぎ出す音も、どこかの誰かの影響を受けているはずなんです。
そんなことを考え出したらもう『宇宙』を感じて来ちゃうのです。
ほら、今ここにも無限大の宇宙があったよ。
僕の目の前に、手のひらに乗るような宇宙があったよ。
そんな気分になるのです。
深夜に書いているので、話が行方不明になって来たようです。
そろそろ寝るとします。
おやすみなさい。