勢い & 調子に乗ってみる

昨年、移転5周年を記念して作った DOODLIN’ original Coffee Drip Bag をですね。再び lit coffee service さんの御協力をいただき、何の記念でもなく、ただ私の 気まぐれ & 二月のノリ だけで作りまして、是非とも御来店の方々に、もらっていただけたらなと思っております。

勢いついでに、今ステッカーとバッヂも作ってましてね。これも各一つずつもらって欲しいなと。(もう一つ欲しいぞ!って方々には、お代をいただくことになります。すみません。)

さらについでに、本日発売の雑誌「BRUTUS」の “音楽と酒” 特集に大いに触発され、私も同タイトルで MIX CD の選曲をしてみました。

これがまた我ながら会心の出来でして。酒をほとんど飲まなくなった私でさえ、その音だけで泥酔してしまいそうなほどです。

こちらも “それ聴いてみたいかも!” と絶叫していただいた御来店のお客様に差し上げられたらと企んでおります。

なんだか乗ってますね。勢い & 調子に。でも、こういうテンションに支配されてしまうときって、ままあるじゃないですか。今がまさにそれなんですよ。良い感じです。

コーヒーは二月いっぴから。

CDは今週中にはどうにか。

ステッカーとバッヂは、二月末くらいになりますかね。

コロナ&寒さで、気を抜いたらすぐにダウナーになりがちですが、気合いで乗り切りたいと思います。

股旅をする。

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 拝

それが面白い

散歩中、見知らぬお爺さんが、すれ違いざまにフンフンと鼻歌をうたっていた。
あれは何て歌だろう。

自転車に乗った高校生が微かに頭を揺らしている。
装着しているイヤフォンからは どんな音が流れているのだろう。

対向車のおばさんが運転しながらシャウトしている。カーステレオから どんな音楽が鳴り響いているのだろう。

それぞれの人のそれぞれの生活にそれぞれの音楽が寄り添っている。
素敵じゃないか。

そして僕は、近頃ちょっとハマっている GREEN DAY をハミングしている。

今更グリーン・デイ?
と笑われるかもだが、僕はこの「今更」が結構好きだ。
いろいろ「今更」な感じで生きていきたいとすら思っている。
かつて流行っていたものに “今更” 手をつけ、ふむ……やはり流行るだけのことはあるな……そこに確かな理由があるのだよな〜
なんて納得するのが好きだ。

かつては遅れるのが嫌だったし怖かった。
先に先にと突き進んでいた。
でも今は遅れているのが気持ちいい。
ときには止まってもイイ。
そしてそのまま、そこを掘りたい。
その方が自分にとってイイものが見つかったりするのよね。
何故か何故だか。

それが面白いのである。

そのビビビを待っている

朝からクリーンセンターに行ってきた。
日々量産され続けている息子の創作作品をコッソリとスローアウェイするためだ。
そうしないと我が家が瞬く間にゴミ屋敷と化してしまうのだ。

一々息子に訊いていたら、全て「オレの思い出だから!」と捨てることを断じて許さないので、妻さんと私で厳選したものは残して後はサラッと持って行く。
息子は能力者なので「あれがない!」とすぐに気付くいて騒ぐが、それも束の間。
いつまでもネチネチとは言わないから、まぁ大丈夫なのだ。

でも、これもタイミングが大事。
妻さんが「今だ!今しかない!」ってときを見極めてるから、スムーズに行く。
私のタイミングでそれをすると大変なことになるから、オレはしない。
私はちゃんと私をわかっている。

クリーンセンターまでの道すがら。
カーステレオの中の人が 

♪ゴールは遠くなったが 荷物は軽くなった 
世界は狭くなったが 視界は広くなった
データは軽くなったが 音楽の意味は重くなった♪

と歌ってて、それがヤケに響いた。
私はどちらかというと歌詞をあまり気にかけない人間なのだが、時折不意に言葉が飛び込んでくるときがある。
今朝がまさにそれだった。
ビビビと来た。
私は、このビビビが好きだ。
ひょっとしたら、このビビビのために生きているのかも知れないっつーくらい好きだ。

でも、このビビビは決して稀ではない。
結構、しょっちゅうビビビしている。
日に何回もビビビしているときもある。
ビビビするには、それなりのコンディションが整っていないとダメだ。

だから、よく寝て、よく笑い、うまいものを食べ、物事をちょっと違う角度からも見つめるように心がけ、あまり考え込まないようにしている。
さすれば、すぐにビビビだ。

てなわけで、今から“bloodthirsty butchers” の傑作アルバム『未完成』を聴こうと思う。
ジャケットアートワークはジミー大西。
それを眺めただけで、すでにビビビだ。
一度、針を落とせはビビビの嵐に巻き込まれるのは必至。
すなわち最高の時間を過ごせるっつーわけだ。

よし。
今日もちゃんと今日である、
上々な滑り出しだぜ。
腹から声出すぜ。

全然大丈夫

お父さ〜ん!

息子の泣き入りそうな声に振り返ると、息子の手にはポッキリ折れた私の愛用ヘッドフォン。
オーマイガッシュとはこのことである。

このご時世。
レコードセレクターを努める機会などないわけで、もっぱらヘッドフォンは音楽にハマりつつある息子が使うようになっていたのだ。

怒ったりはしない。
ただなんか哀しかった。
それを気にしてか、息子がしょんぼりしてたので「これはもう古いからさ、もう弱ってたんだよ」というと「オレわざとやったんじゃないよ」というので頭を撫でてやった。

息子はテープで補修して「まぁこれで大丈夫でしょ!」とアンバランスになってしまったヘッドフォンを再び装着し、また音楽を聴き始めた。

そうだ、これでいいのだ。
壊れたら直せばいい。
壊れたら、また作ればいい。
だから、壊れても大丈夫なのさ。

それを実践している息子。
今は何を聴いているのかな。
ボリュームは控えめにな

そろそろ一発逆転カウンターを

先日テレビを見てて驚いたのですが、どうやら世間には「彼氏にしてはいけない3B」というのがあって、これがバンドマン、バーテンダー、美容師の頭文字を取ったものだそうで、これらの職業に就いている男性と付き合うと痛い目にあうぜ気をつけなってことらしいです。

そんな「説」があったこともショックですが、いやショックは言い過ぎか、まあちょっと驚いたのですが、もっと驚いたのは、そんな説があることを全く自分が知らなかったことです。

で、これってどうなんでしょ。
自分が思うには「こんな連中と付き合っちゃう そんな私ウフフ」って、実際3Bの方々とお付き合いしている女性たちが自虐的に言ってるんじゃないかな〜なんて理容師のオッサンは思いました。
理容師は「R」なんで全然関係ない話ですが。
(ん?BARBER?)

そういえば、もっともっと随分前。
テレビで独身の子を持つ親同士がお見合いするという、なんだかワケのわからんパーティの取材をしているのを見たのですが、そこでの自営業のあまりの人気の無さに震えたのを思い出しました。
やはり一番人気は公務員だそうで、いやまあそれはそれでイイんだけれども、やはり「ロックンロールイズデッド!」なんだな〜としみじみ感じ入ったのでした。

これはもうね。
信じているものが違うんだからしょうがないことなんです。
信じているものが違う、それはつまり神様も違うんです。
それを否定するのはナンセンスなんですよ。

でもね。
こういう価値観って、二、三十年前はもっともっと蔓延っていましたよね。
あの頃に比べたら、だいぶ変わって来ましたね。
その変化のスピードは、このコロナ禍でさらに拍車がかかりましたね。

僕はね。
カウンターが好きなんですよ。
ボクシングの体重を乗せたカウンターパンチでも、サッカーでの守勢から一気に攻勢に転じるカウンターアタックでも、カウンターカルチャーでも、だいたいカウンターが好きなんです。

そろそろカウンターぶちかましたいですね。
一発逆転しましょう。

それにしても Vulfpeck はカッコイイ。
今一番、好きなバンドかも。
明日はまた明日、大好きな音楽が変わっているでしょう。
それがイイんです。
それでイイんです。