今年もよろしくお願いいたします

2020年、年明けと共に縄跳びを始めた。

年末に息子の縄跳びを借りて飛んでみたところ、痛快なくらいに己の体力の衰えを感じたのが切っ掛けだった。

その後、筋肉痛に襲われたのだが、それが日頃悩まされている坐骨神経痛の震源地と思われる箇所にジャストミートしてて、これってもしかして縄跳び続ければ治っちゃうんじゃね?と思ったのも大いに贅肉だらけの背中を押してくれた。

年明けにスポーツ用品店で、それなりのトレーニング用の縄跳びを購入し、それから毎日飛んでいる。面白いぐらいに日に日に飛ぶ数も増えていく。なまりきったボディの奥底に小さな火が灯ったような感じと言えばイイのだろうか。どんどん活性化して行くのを感じている。イイぜ、縄跳び。

今月中には、三分飛んで一分休憩×3セットを楽勝で出来るようにし、それからはまるでボクサーのような、あの華麗なフットワークで飛べるようになることを目指す。そうしているうちに、あら不思議。いつの間にやら、気力体力も充実し、中年太りも解消されているっつー寸法なのである。しめしめ。

そんなわけで、今年もよろしくお願いいたします。

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平 拝

迎春

新年明けましておめでとうございます。
皆々様にはその後お変わりなくお過ごしでしょうか。

旧年中は思い起こせば恥かしき事の数々、今はただ、後悔と反省の日々を過ごしております。

なお、わたくし事ではありますが、
店はもちろん、この日記、レコード選曲、Tシャツ&パーカーの製作など、本業に関係ないことまでして、相変わらず成長することなく、ダラダラと愚かで無教養な内容ではありますが、一応、どれも私のかけがえのない作品であるかな〜と言えますので、今後ともくれぐれもお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。

とかく西に行きましても東に行きましても、土地 土地のお兄貴さん お姐さんにご厄介かけがちなわたくしではございますが、以後、見苦しき面体お見知りおかれまして、今日こう万端ひきたってよろしくおたのみ致します。

末筆ながら首都圏郊外所沢市三ヶ島より、子年の本年が皆様にとって良い年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

2020年 元旦

DOODLIN’ BARBER SHOP店主 高崎哲平 拝

だんだんわかった

お陰様で年末らしい怒涛の忙しさを過ごせております。ありがたし。

日頃ご贔屓にしてくださっているお客さんたちに混じって、ちょいちょい来てくれる御新規さんがまた濃厚濃密な方々ばかりで、これまたありがたし。

今までやって来たこと、いつの間にか作り上げていたことを評価されたような、そんな気持ちにさせられることもしばしば。

ジャズをコンセプトに掲げたいろいろ様々な店々を日本国中巡っているという方が来てくれました。その数なんと千軒越え。五十年近くかけて作られた、そのリストをちらりと見させていただきましたが、それはもう偉業の領域でしたね。うちなんかを見つけてくださり、ありがとうございます。

床屋では、DOODLIN’ BARBER SHOP は五軒目だそうで、これはちょっと意外でした。何だか、床屋とジャズって物凄く合うよね〜と勝手に思い込んでいたもんで、全国各地にあるのだろうなとぼんやり思っていました。何だか思い込みって怖いですね。

予約の電話で、そういう店を巡っているんですと言われたのですが、こういうとき受けを狙うとしくじるので、構えたり気取ることはやめました。いつも通りにやるのが一番なんですよ。これは二十数年この仕事をやり続けて、やっとわかったことの一つです。で、いつも通りってどんななの?そうなんです。自分の「いつも通り」がわかっているかどうかが肝心なんですね。それが、やっと少しずつわかって来たような気がしてたんで多分ギリギリセーフでした。数年前だったらアウトでしたね、確実に。危ない危ない。

そんなわけで、2019年も残りわずか。気取らず、構えず、ゆらりゆらゆら漂います。年内は、大晦日以外はすべて満席となりました。大晦日はご予約分だけやらせていただくって感じですかね。

それでは股旅。

運命なんて便利なものでぼんやりさせて

我が家にインフルエンザの猛威が襲いかかった。息子が新鮮なのを学校からテイクアウトしてきたのだ。

幸い私は感染しなかったのだが、妻さんがやられた。またしても痛感したが、妻さんがこうなるともう我が家は機能停止に陥る。妻は高熱に冒された身体に鞭打ち、必要最低限のことをどうにかこなし、そしてまたバタンキュー。これを繰り返し、どうにか生活を維持してくれた。ハンパじゃなく辛く苦しく大変だったと思う。感謝の言葉しかない。どうもありがとう。

息子は今日、一週間ぶりの学校。と言っても明日には終業式なのだが、今日はクリスマス会らしく、カラダの端端から嬉しくて楽しみでしょうがないオーラをムンムン大放出させながら家を飛び出して行った。
♪ないかな〜ないよな〜きっとね〜♪
出かける間際に息子が口ずさんでいたのは、フジファブリックの『若者のすべて』だった。それがなんだか良かった。もしかしたら、息子の今年の「心のベストテン」第一位なのかな。

じゃあ、自分の今年の一曲は何かな。ちょっと考えてみて、ふと浮かんだのが SPECIAL OTHERS の “Laurentech” だったのだが、十一年も前の曲だし、なんだかカッコつけている感じがするので却下。でも、この曲好きなのよね。人生のBGMにしたい的な。他にも人生のBGMにしたい感じだと、toe とか rei harakami とかが出てくるんだけどシャレオツ過ぎて、そんなのばかり選んじゃう自分が痛くてイヤになる。

今日は一応今年最後の定休日。明日から大晦日まで休みなしでガムバリます。ご予約も結構埋まって来ておりますので、来店タイミング予想が固まりましたらご連絡ください。新年は五日からの営業を予定しおりますが、こちらもお早めに。

要は気の持ちよう

みうらじゅん先輩が提唱している『老いるショック』とか『不安タスティック』とかね、ホント素晴らしいなと思う今日この頃なんです。

とかく、ネガティブにとらえがちな事象をそういう言葉を通過させることによって濾過させちゃうっつー人生の極意だなと。

息子の小学校の運動会で、体育館のトイレに行ったんですね。
で、私が用を足している間にキッズたちが次々と用を足し終えて元気に飛び出して行くのです。
三人に抜かれるかってところで、ようやく私も出し切ったわけですが、こんなとき自分の老いに落ち込んでしまいがちじゃないですか。

でも、次々とキッズたちに抜かれて行くときに「チッチッチッチッチッ!」とカウントし、見事コンプリートしたときに「老〜いるショック!!」と心内でシャウトすればね、そんな衰えも前向きに捉えられるんじゃないかっつーね。
凄くないですか?

「不安な気持ち」にもね、後に「タスティック」をつけてしまえば、なんだかカジュアルな感じなって「まだまだ行けるぜ!」って気持ちを変換出来るわけです。
最早、魔法ですよ。

で、この言葉のチョイスがまた絶妙でね。
「老いるショック」「不安タスティック」や「後ろメタファー」もそうだし「比較三原則」もそう。
知性をチラリと覗かせ、かつユーモラスでね。
感心しまくってしまうわけですよ。

それでね。
こんな風に説明してしまう自分の野暮さがまた情け無くてね。
もうその時点で、全然到達出来ない領域ってのを痛感させられて、極々軽く落ち込んだりしてるわけです。
ヒマなときに。

話は変わりますが、でも繋がっている話です。
十年くらい前ですかね。
兄ね「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」を観ろ!素晴らしいから!と熱く言われ、すぐにレンタルして観たのですが、さっぱりわからなくて、なんだかな〜ってなったことがあったのですが、今ならきっとその良さがわかるんじゃないかと自信を深めているのです。

何しろ近頃「クレヨンしんちゃん」が面白い。
あのずっと馴染めなかった絵柄も今やシックリ来まくっているしね。
人は変わるもんですな。

はてさて、これからどんな老いるショックが待っていることやら。
きっと想像した以上に騒がしい未来が僕を待っているんですな。

股旅。