本日、DOODLIN’ BARBER SHOP 目出度くも15周年でございます!

本日。
目出たいことに我が DOODLIN’ BARBER SHOP が、あっと言う間の開店15周年を迎えました。
これもあれもそれもどれも何もかも、皆々様の暖かいお力添えとご指導とご愛顧とご支援のお蔭と心より御礼申し上げます。
どうもありがとうございます!

どこかのお店の15周年と聞くと「うわ〜スゲー!頑張ったんだな〜!めでたい!」と泣きたくなるぐらい思うのですが、自身のそれはそれほどでもなくて、でも支えてくれたお客様方、友人たち、そして家族への感謝の思いはますます溢れてて、まあなんちゅうか、自分自身のことは別にどこかに置いといていいやって気持ちになっているのです
これって何なんでしょうね。
クールに気取りたいんだぜオレはってわけでもないんですよ。

なんかね。
思いのほか、とても気分が落ち着いてますね。
感慨深いものはあります。
でも、高揚感ではないんですね。
すごく呼吸と脈拍が静かなんです。

なんだかね。
とてもそれが良い感じなんです。

そんなわけで、今後ともヨロシクお願いします。
DOODLIN’ は、相変わらず今日も良い音楽とグッドバイブレーションが流れることでしょう。

回りに溢れる愛に感謝します。

2019年10月5日 DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平 拝

どこか別の世界へ

近頃、息子がヘッドフォンやレコードに興味を持ち出した。

ターンテーブルでピッチを早くしたり遅くしたりして、曲の雰囲気や歌い手の声が変化するのが面白いようだ。
もっぱら聴いているのは、ザ・ブルーハーツの3rdアルバム『トレイン・トレイン』で、特に好きなのが “青空” 。
ヘッドフォンで聴きながら、曲に合わせて歌っている。
三十年前、私が高校生のときに聴きまくっていたレコードを六歳の小学一年生が半ば陶酔気味に聴いている……
なんだかスペクタクルだ。
DJにも少し興味が湧いてきたようで、自分がやるなら一曲目はラモーンズの “電撃バップ” だなとのこと。
ふむ、なかなか分かっていらっしゃる
それなら確実に掴みはオッケーだ。
ココで息子は思いついた。
ヘッドフォンをつけてニンテンドースイッチは出来る?と言い出した。
もちろん出来るぜと言ったら、今すぐやるぜと鼻息荒くした。
ヘッドフォンを装着し、New スーパーマリオブラザーズ U デラックス を始めた途端、息子の嬌声が響く。
「うわースゲー!マリオの世界の中にいるみたい!」
その言葉になんだかグッと来てしまったのは何故だろう。
ヘッドフォンを付ければ、どこか別の世界に入れる……
そうなんだよ。
そうなんだよな〜
 

お知らせです

 

DOODLIN’ BARBER SHOP、この度の消費税増税に伴い、十月より以下の通り価格を変更させていただきます。
ご利用いただいているお客様方には大変ご迷惑おかけいたしますが、何卒よろしくお願い致します。
 
だけどもだけど。
二十数年前、この仕事を始めさせていただいた頃の私が働いていた店のカット料金が¥4,500 だったことを考えると、二十数年経っても全然値上げてないんだよな〜と苦笑い。
大変心苦しくもあるのですが、すみません。
ご了承ください。
 
 
 
CUT & SHAVING
一般 ¥4.800 → ¥5,000
4週間以内のご来店で ¥4,300 → ¥4,500
3週間以内のご来店で ¥3,700 → ¥4,000
2週間以内のご来店で ¥2,500 → ¥3,000
   
大・専門学生 ¥3,800 → ¥4,000
高校生 ¥3,200 → ¥3,500
中学生 ¥2,500 → ¥3,000
小学生・KIDS ¥1,800 → ¥ 2,000
   
BEARDTRIM(ヒゲ調髪) ¥1,500 → ¥ 1,800
RAZORSHAVINGRAZORSHAVING
(シェービングのみ) ¥1,500 → ¥1,800
 
WAVE (+ CUT & SHAVING)
SHORT ¥9,500 → ¥10,000
MEDIUM ¥10,500 ~ → ¥ 1,1000
POINT ¥7,500 ~ → ¥8,000
   
COLOR(+ CUT & SHAVING)
SHORT ¥9,000 → 据置
MEDIUM ¥10,000 → 据置
POINT ¥8,000 → 据置
 

おっさんず賜物

仕事用シューズを新調した。
ここ数年ずっと愛用している adidas campus 。
コレで連続何足目になるだろう。
 
かつては新物に目がうつりがちだったが、そうではなくなった。
使えなくなったら、また同じものを新調するようになった。
若かりしころは、そういう風にしている人生の先輩たちを見て「偏屈だなぁ」と思っていたが、今は違う。
「コレだ!」と思えるものに出会えたことを誇りに思うようになったのだから、人の気持ちの移ろいというものは面白い。
 
それでもまだまだ自分のケツの青さを自覚せざるを得ないのは、全くの同じものを選べないところだ。
多分、今回のダークブルーで、adidas campus は十足目近くになると思うのだが、それらは全て違う色なのだ。
なんだかほんのり甘い。
こだわりとは到底言えない浅はかさを感じたりもしている。
色も形も全く同じものを三つぐらい所持して、それらをローテーションさせる域まで達したいものである。
 
そこまで愛せるものと、「これコレ、コレなんだよ!」と確信できるものと出会えることの喜びを知れて良かった。
 
コレもオッサンの領域に足を踏み入れた賜物なのだろう。

久しぶりに写真なし日記

約六年ぶりに歯医者に通い始めた。

ここ最近、どうにも気にさわる奥歯の鈍痛があって、そんな話をお客さんとしていたら「違和感があるなら早いうちに行ったほうが良いですよ〜」と的確なアドバイスをされたので、ついでにそのお客さんが行っている歯科医も教えてもらって、即日予約の電話を入れたんだった。
予約を入れた時点で、それほどのものではなかったのだが、なんだか日に日に痛みが増している気がした。
しかし、予約日は一週間も後、今風に言うならば「どんだけ〜!」である。
こうなったらもう、他の歯科医に急患で飛び込んじゃおうかしらん……なんて邪な気持ちが芽生えもしたが、そこはどうにか堪えて予約日当日を迎えたんだったんだった。
歯科衛生士が丁寧に丹念に私の歯をサーチしてくれた。
それから歯科医が現れてデストロイしてくれるっつー寸法だ。
しかし拍子抜けなことに、「うん、良く磨けてますね〜」との御言葉。
いやいや、じゃあこの痛みは?と訊いたら、これは疲れとか季節の変わり目などで抵抗力が落ちたときに、以前の治療痕にできた隙間から細菌が入り込んで炎症を起こしているんだぜとのこと。
コレは虫歯じゃないと言うのだ。
マジか!
今風に言うならば「いかほど〜!」である。
いや、でもココに小さな出来かけの虫歯(全く自覚症状なし!)がありますね〜おっとココに欠けてしまった歯がありますね〜ってことで、今後はその二歯を治療していきましょうとのこと。
もしかしたら10本ぐらい虫歯があるんじゃないかとビクビクしていたので、この結果にはホッと尻を撫で下ろさせてもらった。
結婚して九年弱、思い返せば、それから歯へのケアをそれ以上にするようになったんだったな。
ササッと歯磨きを済ませようものなら、ちゃんと磨いている〜?と妻さん。
彼女と一緒に暮らすことによって、しょうもなかった健康への意識が変わって行くのを感じた。
六年前に歯科医に行ったのも、息子が生まれてくるからというのが切っ掛けだった。
その前に歯を整えておきたいと思ったのだ。
長年気になっていた親知らずも二本抜いて、数ヶ月通っていくつかの虫歯も一掃させた。
そして今回も同じような思いが働いているのを感じる。
順調に行けば、自分はあと一年半で憧れの五十路に突入するわけで、その前にいろいろと整えたいと考えている自分がいる。
手強かった爪白癬も三ヶ月の内服薬服用を完了し、どうにか完全にデストロイ出来たようだ。
そうなると次は歯だろ!ってなるのは自然の流れだと思う。
何かのテレビで誰かが言っていたのだが、七十代の半ばともなると同級生の半分はすでにゴートゥーヘヴンとなっているのだそうだ。
そう言われてみればそうだろうなと、なんだか妙に納得したんだった。
今年の夏が終わってしまうのが、なんだかどうにもセンチメンタルな気分になったのも、人生の折り返し地点を通過し、人生下り坂最高!そう思える年齢にだんだん近づいて来たからなのだろう、多分きっと。
センチメンタルは、今後さらに加速するだろう。
五十路を目前に控えて、心身を整えたい、学びたい、あれもしたいコレもしたいという思いも加速するだろう。
その反面、あれもいらないコレもいらないって感覚も研ぎ澄まされて行くだろう。
こうやって人は年を重ねて行くのだろう。
全部多分きっとだけれども。
なんだか “だろう” 連発の駄文になってしまった。
ごめんなさい。
それでは股旅。