果たしてどうなのだろうか

ふと思い出した。
 
そういえば、二年前の移転時。
この DOODLIN’ BARBER SHOPを “どこの国のどの時代にいるのかわからなくなるような空間” にしたいんだなんて決意していたんだった。
 
二年経ってどうなんだろうか……
果たして自分が望んだような店になってきて
いるのだろうか。
正直、自分の店を客観的に全然見ることが出来ない。
 
そういえば、映画「そして父になる」の公開時。
是枝監督のインタビューを読んで、撮影はしたけど使われなかった「子育てはピッチャーじゃなくてキャッチャーなんだ」ってセリフがあったことを知り、ふむふむ……だなんて大いに感銘を受けたんだった。
 
それから四年経って、果たしてどうなんだろうか……。
息子にアレコレ所構わず投げつけてばかりしていやしないだろうか。
バシバシ息子が投げてくる直球も変化球もスローボールも、逃げずにキャッチ出来ているだろうか。
時には、巧みなリードで、息子を導いてあげているだろうか。
うんにゃ、導いてあげているだなんて、烏滸がましいことをほざいているようじゃ、まだまだだっつーことか。
 
あれが最初で最後のチャンスだったと勝手に決めつけて、勝手にとぼとぼとポケットに手を納めてしまってはいないか……。
実力が足りないことを棚に上げ、図々しく “スランプ” などと口にしては芝居がかった苦笑いを浮かべてはいないか……。
 
何しろ、自分を客観的に見られないオッサンなもんだから、よくわからない。
どうなんだろうか……
 
そんなわけで、まぁともかく是枝監督の『海よりもまだ深く』が、とんでもなく素晴らしかったんだった。
こういう作品を作り出せる映画監督が日本にいることを誇りに思う。
 
思い出した。
私の店 DOODLIN’ BARBER SHOP に来てくださっているお客様方が、うちの店を選んだことを誇りに思ってくれるような、そんな店にしたいんだぜ!って思い上がった目標もあったんだった。
果たして、そんな店になってきているのだろうか……
 
だけどもだけど!少なくとも私は、我が DOODLIN’ BARBER SHOP に来てくださっている皆様方を誇りに思っております!
ありがとうございます。
 
それでは股旅。

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