POSITIVE VIBRATION

おはようございます。
六月十六日に目出度くも、早いもので、この所沢市三ヶ島に移転してちょうど二年!
ってことで、新色のステッカーを作りました。
元の赤青白のバーバーカラーのものを作りつつ、毎年色違いのものも作るってやり方だったのですが、今年は色違いのラスタカラーバージョンだけ作りました。

ラスタカラーのそれぞれの色の意味、赤は血、黄色は太陽、緑は大地なわけで、極東の床屋のおやじさんが使うに相応わしい色遣いなのか?
と問われたら、明快な言葉は出てこないのですが、なんかこうこの色遣いに込められた情熱に共感したいというか、なんちゅうか「まあ、別にいいじゃん!」ってパワーがあるんですよ。多分。
当店のコンセプトにある、『POSITIVE VIBRATION』もボブ・マーリーの曲から戴いたフレーズですし、そこはかとなくジャマイカ臭を漂わせたい床屋のおやじさんなんです。

そんなわけで、出来上がったこのステッカー。
今月中にお越しいただいたお客さまがた(および当店ティーシャーツを遠方より通販でご注文戴いた方々)には、もれなく強制的に戴いてもらいますし、お気に入りのマシーン、お気に入りのツールボックス、ヘルメット、なんでもイイですので、ビシリと貼って戴けたら本望であります。
よろしくお願いいたします。

ココ最近。
僕が痺れまくっている阿部海太郎さんの楽曲たち。
店内BGMとして、ひねもす流しているのですが、痛快なぐらいお客さんからの反応が全くございません。
それは、もしかしたら、なんの違和感もなくスーッと店の雰囲気に溶け込んでいる、もしくはそういう空気感を楽曲が作り上げてくれているんジャマイカと。
そんなポジティブバイブレーションで受け止めております。
今も聴きながら、この駄文を書いているのですが、やはりイイ。
腕やおでこの辺りから、ファファ〜ンと何か心地好いものが出てきているような、そんな気がします。
いや、実際に確実に出てますね。
これが音楽の力っつーやつなんでしょう、きっと。

ただいま、貪り読んでいる『漂流』(吉村昭著)もいよいよ佳境。
読むの遅くね?と思われる方もいらっしゃいますでしょうけども、なんだかもう面白過ぎて読むのが惜しいのです。
だからチョビチョビ読んでいるわけです。
手に汗握って、本をビショビショにしながら。
無人島に漂着した人間が、どう暮らし、どう生き、どのようにして無事帰還するのか。
そこに人間の本質が克明に描かれているのは、前に読んだ同作者の『羆嵐』と同じですね。
宗教とはなんたるものか……
そんな壮大で無邪気な疑問の答えもそこに書かかれてありました。
あくまで僕的な「答え」ですが。
そんな素晴らしい時間を与えてくれる本ですが、今日中には読み終えようと思います。
多分しばし放心状態に陥ることでしょう。
どうやって絶海の孤島から脱出するのかな〜
ああ、楽しみ。
それでは股旅。

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