圧倒的な余韻の海に溺れたい

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年明けからゆっくりと読み進めていた『旅のラゴス』(筒井康隆著)を今朝方にようやく読み終えた。

 

一気に読みきってしまいたい面白さだったのだが、故に読み終えてしまうのが惜しくてちびちびと読んでいた。
その読後感は圧倒的な余韻を残している。
この余韻をどう言葉にすればいいのだろう。
切なさ、寂寥感、うまい言葉が思い浮かばない。
こういう読後感は久々だ。
前に何の本で味わったのか思い出せないくらいに。
もしかしたら初めてなのかも知れないと思うくらいに。

 

作者は「余韻」の残してやるぜと意識して狙えるものなのだろうか。
そうそう、こんな感じで書けば余韻はバッチシってセオリーがあるのだろうか。
余韻といえば、映画ではコーエン兄弟って印象なのだが、コーエン兄弟も余韻を重要視し狙って作り出しているのだろうか。
訊いてみたい。

 

それとも真心丹精込めて作り上げてみたら、いつの間にかそこに圧倒的な「余韻」が作られていたってパターンなのか。
希望としては後者がいいな。
余韻、それは狙って作れるものではない。
混沌と混乱と情熱が混じり合ったとき、奇跡的に生まれるものであって欲しいな。

 

《お知らせ》
DOODLIN’ BARBER SHOP は明日から木曜日まで四日間春休みを頂戴します。
ほんのちょいとのんびりしましょうかね。
春休みのBGMは、Angus Stone の“Broken Brights”かな。
課題図書は、『いのちの姿』(宮本輝著)にしましょうかね。
ポケットには『記憶の地図』(ジェリー鵜飼著)をしのばせて。

 

それではまた金曜日からよろしくお願いします。

 

DOODLIN’ BARBER SHOP 店主 高崎哲平

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