何事もいきなりは野暮

私が選曲した MIX CD をもらってくれた Freemans Sporting Club の矢谷さんからメールをいただきまして。

 

 

「てっぺいさんセレクトは、いつも全体の構成の心地良さも勿論ですが、二曲目でいつもグッと持ってかれます……」

 

 

だなんて言ってくれてて、ありがたいな〜嬉しいな〜と思いつつ、常々『どのアーティストのどのアルバムもだいたい二曲目がイイよね!』と感じてた私は『そっか!オレも一緒なんだ!』ってことにハッと気づいたのでした。

 

 

言われてみれば、確かに一曲目はご挨拶的な曲を選び、二曲目からが本番って意識が働いてたかもしれない。
そういえば人前でレコード選曲するときもそうかもしれない。

 

 

昨夜の「BAR CLOSED」@西所沢 C.V.C MALL 二階 SPACE FORREST での選曲も、一曲目を真心ブラザーズの「メロディー」にしたのだけれども、それは主催のテルくんへご挨拶に代えて贈るって趣旨で選んだわけでして、二曲目の CUT CHEMIST からが「さあこれからだぜ!」って心構えだった気がしないでもない。

 

 

聞けば、どうやらアルバムの二曲目に勝負曲を持ってくるっつーのは業界のセオリーらしくて、作り手もそれをかなり意識した曲順にしているらしい。
確かに一曲目からいきなりバイーンと行くのは照れくさいかもですね。
同じ理由で、多分きっと私も選曲しているのでしょうな。
何事もいきなりは野暮ってもんなのです。

 

 
でも時には「つかみはオッケー!」的に一発目にかまさなきゃいけないことが人生にはままあるわけで、そこら辺の判断力ってのが必要なんじゃないかなと感じ入る今日この頃なのです。

 

 

股旅。

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