思えば遠くへ来たもんだ

今朝ふと思ったこと。

いつの間にやら、この髪切り稼業に従事して二十五年近く経っていました。

人生の半分を床屋のオッサンとして過ごしたってことになりますか。
思えば遠くへ来たもんです。
二十年以上のお付き合いになるお客さんも少なくない。
出会った当時、中高生だった男子が、今やいっぱしの大人になっている。
初めての恋愛に右往左往していた少年が、幾人もの子持ちになっている。
入学式や卒業式や成人式、入社式に結婚式に、お宮参りやら、なんやらかんやら。
人生の要所要所肝心なところで、髪を切らせてもらいました。
「このときの髪、テッペーさんに切ってもらったんだよね……」
だなんて、皆さんが写真を見ながら思い出すことはないだろうけども、手前勝手に自己満足させてもらっています。
ありがたし。
これまでの二十五年の速さを考えると、これからの二十五年はさらにスピードアップするのだろう。
それ即ち、あっちゅう間に七十歳越えってことか。
ま、もちろんそれまで無事生きていられたらの話ではありますが。

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