だんだんわかった

お陰様で年末らしい怒涛の忙しさを過ごせております。ありがたし。

日頃ご贔屓にしてくださっているお客さんたちに混じって、ちょいちょい来てくれる御新規さんがまた濃厚濃密な方々ばかりで、これまたありがたし。

今までやって来たこと、いつの間にか作り上げていたことを評価されたような、そんな気持ちにさせられることもしばしば。

ジャズをコンセプトに掲げたいろいろ様々な店々を日本国中巡っているという方が来てくれました。その数なんと千軒越え。五十年近くかけて作られた、そのリストをちらりと見させていただきましたが、それはもう偉業の領域でしたね。うちなんかを見つけてくださり、ありがとうございます。

床屋では、DOODLIN’ BARBER SHOP は五軒目だそうで、これはちょっと意外でした。何だか、床屋とジャズって物凄く合うよね〜と勝手に思い込んでいたもんで、全国各地にあるのだろうなとぼんやり思っていました。何だか思い込みって怖いですね。

予約の電話で、そういう店を巡っているんですと言われたのですが、こういうとき受けを狙うとしくじるので、構えたり気取ることはやめました。いつも通りにやるのが一番なんですよ。これは二十数年この仕事をやり続けて、やっとわかったことの一つです。で、いつも通りってどんななの?そうなんです。自分の「いつも通り」がわかっているかどうかが肝心なんですね。それが、やっと少しずつわかって来たような気がしてたんで多分ギリギリセーフでした。数年前だったらアウトでしたね、確実に。危ない危ない。

そんなわけで、2019年も残りわずか。気取らず、構えず、ゆらりゆらゆら漂います。年内は、大晦日以外はすべて満席となりました。大晦日はご予約分だけやらせていただくって感じですかね。

それでは股旅。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です