要は熱量の問題なのである

外は春の陽気が漂い始めているというのに、新型コロナウイルスちゃんの影響で、何だかな〜ゲヘ〜と感じさせられる閉塞感に包まれている。なんだか息苦しく感じるのは気のせいではないだろう。なので私は、こんなときはこれだなと毎晩のように『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観ている。

その尋常じゃない画面から迸ってくるエネルギー。胸が熱くなる。この正体は、きっと作り手の情熱が化けたものなのだろう。私がもし映画を撮る人間だったなら、こういう映画を撮りたい。

私がもしミュージシャンだったなら、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストのフリーになりたい。私がもしジャズピアニストだったなら、デューク・ピアソンのようなピアノが弾きたい。私がもし文筆家だったなら、向田邦子さんのような文章を描きたい。私がもし画家だったなら、ジャン=ミシェル・バスキアのようなグラフィティ・アートを描きたい。私がもし漫画家だったなら、松本大洋のような作品を描きたい。私がもしサッカー選手だったなら、ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾのようなプレイヤーになりたい。私がもし役者だったなら、ジャック・ニコルソンになりたい。私がもし詩人だったなら、萩原作太郎のような詩を書きたい。宇宙に手が届くような、そんなリズムで言葉を刻みたい。私がもしイケメンになれるなら、雰囲気イケメンになりたい。

そうなのだ。要は熱量の問題なのだ。私は激しく熱量を放つ物事に大いに魅きつけられる。

さてと。新型コロナウイルスの影響でコロナビールの売り上げが激減したというニュースがあったが、あれはどうやらガセネタのようだ。この話を聞いたとき、人っつーのは古今東西問わず、賢いようで案外バカなのねと思った。

この米国から発したデマを検証した学者さんが
「多くの米国人は、同じ米国市民のことを、バカだと思い込んでいるのだろう……」
と言っていたが、これって多くの日本人にも当て嵌まるんじゃない?どう?と思った。でも、人間そんなもんだよな……哀しいけどこれ現実なのよね……とも思った。

これから、なんだかんだ言いつつも全てが良い方向に行ってくれたらなと思う。2020年って大変だったよな〜と微笑まじりに振り返られるようになったらイイなと思う。

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