ON THE AIR

今日はなんだか、朝から擬態について考えているのです。いや違うな。擬態については、思春期の頃ぐらいからずっと考えて続けているかもしれません。

擬態、それは動物が、攻撃や自衛などのために、からだの色や形などを、周囲の物や植物・動物に似せること。

私はこれが不思議でならなくてですね。カメレオンや昆虫などが
「う〜む、どうにか敵に見つからないように出来ないかな。そうだ!この景色に溶け込むようにオレのボディの色や形を変えてしまえばイイんだ!それだっ!」
と思案し、自分の意思で自らのボディを変色させたり変形させた……って物凄いことですよね。超能力どころの騒ぎじゃないですよ。

だからね。私は擬態について考え始めたら、最終的に行き着くのは「神」の存在なんですよね。

神様が「こいつ結構頑張っているから、もうちょっと長生きさせてやりたいな。よっしゃチチンプイプイ!」って、魔法や呪文で色形を変えてあげたんじゃないかと。

そう考えると腑に落ちるんですよね。ダメですか?

さて。話は圧倒的に変わりますが、近頃我が DOODLIN’ BARBER SHOP でヘビーローテーション中のこのアルバム。VIDEOTAPEMUSIC の『ON THE AIR』。

五年前の移転時から「いつの時代なのか、どこの国なのかわからないような……そんな店にしたい」なんて隠れコンセプトを自分の中で大切に育んで来たのですが、そのコンセプトを見事に体現したアルバムにやっと会えた……なんて思いを満たしてくれたのです。

最初から最後まで最高ですね。まさにうちの店で流れてて欲しい音がそこにありました。でまた、このアートワークがイイ。あの坂本慎太郎さんが描いたそうです。でね。ほら、うちの店がさりげなく描かれているじゃないですか。狭山丘陵と鉄塔と西武園の観覧車も描かれているのです。

はたから見たら痛々しい思い込みかも知れませんが、イイじゃないですか。そう思い込んでも。このアルバムにはね、「そう思いこんでもイイよ」って優しさが内包されているのですよ。小さいことは気にすんなってね。

気になる方は御来店時にリクエストしてください。もちろんレコードで流しますので。私と一緒にトリップしましょう。

股旅。

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