面白いことをたくさんしたい

毎日の食卓に並ぶ料理を見て感心させられまくるエブリデイなのである。
妻さんめ、またもチャレンジしてやがるなと。

いやはやホントよくあれだけ色々とあの手この手で作れるものだな。
作るのももちろん大変だが、何を作るか考えることも大変なことだろう。
新しいメニューにも果敢に取り組みながらだ。
何せ相手は、あの息子である。
栄養バランスを整えて、かつ美味しく食べさせなくてはならないのだ。
それが今までもこれからもずっとなのだ。
ベリーハードである。
自分には到底出来る気がしない。
心底頭が下がる。

息子は先月からドラムを習い始めた。
ドラムだよドラム。
しかも自分で習いたいと言い出したのだ。
月三回のドラムのレッスンを心待ちにしている息子を見ていると、同じ年頃にいやいやピアノを習っていた自分に空手チョップを見舞いたくなる。
全てが甘いんだよ、お前は!
と喝を入れたくなる。

息子は、音楽が流れていると自然にリズムを刻むようになった。
当たり前のようなことと見せかけて、音楽をリズムでとらえるって凄いことだと思う。
これからどうなっていくのだろう。
息子もまたチャレンジの日々を過ごしている。

それに引き換え自分はどうだろう。
最近何か新しいことにチャレンジしただろうか……してないな。
やりたいことがないわけではない。
あるっちゃある。

でも、ああだこうだ適当な言い訳をしてスルーしている。
なんかやりたいぜ。
没頭したいぜ。
没頭することに没頭したいんだぜ。

『BLUE GIANT』を読んでいると、そんな思いに駆られる。
息子と一緒にTHE BLUE HEARTS を聴いていると、まだ何者でもなかった頃の熱い思いが蘇る。

来年で五十歳だよ、五十歳。
ハンパないよ。
面白いことをたくさんしたいよ。
手がかりになるのは、薄い月明かりなのさ。

と言いつつ、佇まいはあくまで脱力。
イージーに行くんだぜ。
それがカッコ良し。

股旅。

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