また次の旅が始まる

十数年の長きにわたり、当店にお客様を呼び寄せてくれていたスタンド看板を額装しました。

これは DOODLIN’ BARBER SHOP の開店三周年記念&私の三十六歳の誕生日にいただいたもの(つまり十四年前)で、絵描きのアラヤンが描いて、それをササキリョーが看板にしてくれたものでして。
お客さんを呼ぶだけでなく、ある意味店が目指すべく方向性の指針にもなったし、これまた目指すべく雰囲気を作り上げてくれたものでした。

だけどもさすがにだいぶ傷み始めてて、焼けて色は退色して来たし、表面が剥がれているところもあるしで、どこかのタイミングで勇退してもらわねば……と考えていたところ、今日いきなりピーンと来たので、ビシリとフレームインさせていただいたわけです。

長い間、ご苦労さまでした。
この看板に匹敵するようなものは作れないし、そんなものが出来てしまうのも嫌なので、全く比較対象にならないようなスタンド看板を作れたらなとぼんやり考えています。

それってどんなのよ?

あんま私もわかってません。
なんとなく、こんな感じかな〜ってのがあるくらいです。
でも、そういう力が抜け切っているときこそ、面白いものが出来たりするから面白いです。

アラヤンの描いた作品は数あれど、私にとっては、この二枚が最高傑作。
ずっと背中合わせだった、この二枚が、こうやって並ぶと何とも感慨深いものです。

アラヤン、また何か一緒に作ろう。
リョーにプロデュースしてもらってさ。

股旅。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です