夏が流れていく

猛烈な暑さ。
これが真夏のピークであることを願う。
灼熱地獄の中に飛び出し、店の外観の写真を撮ってみた。
そこに写っていたのは、まるで永井博さんが描くブルーの光景。
こんな日はこれだよねと山下達郎を聴くと見せかけて……ブルーノ・マーズを聴いた。(今更ながらハマっている)
ブルーノさん、山下達郎を愛聴しているらしいね。
なんだか誇らしい気持ちになるのは何故だろう何故かしら。

映画館のトイレで息子と並んで用を足す。
これがなかなかのイイ時間であるのだが……実際は私が準備をしているうちに息子はミッションコンプリートし、さっさと手を洗いに行ってしまう。
しまいには「まだ〜」と言われる始末。
これがなかなか情けないのである。

息子はこういうスピード感に中で生きているのだ。
学校での十分の休憩時間でもフルスロットルで遊ぶのだろう。
五十歳の床屋のオッサンは「お!休憩か〜」としみじみしているうちに、その十分を終えてしまう。
その時間の濃度と密度の差は歴然だ。

でも、これでイイのだ。
これがイイのだ。

この年齢で、息子と同じ感覚で時を過ごしたら一瞬で脳が溶けてしまうだろう。

人はそういう風に出来ているのである。
小学生には小学生の感じ方。
五十路親父には五十路親父の時間軸。
自分の感じ方を信じるべし。

さてと。
真夏恒例のフィッシュマンズでも聴くかな。

股旅。

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