音楽の話

何気なく、YouTube のトップ画面にあるミックスリストをプレイしたら、それがもう神懸かり的な選曲で震えた。

ogawa & tokoro → VIDEOTAPEMUSIC → cero → キセル →  Khruangbin と云う流れ。

今の自分がまさに欲している音ばかりが見事に並べられてて、こういうのって “人間” が選んだものだと、なんだかわざとらしく聴こえちゃって 鼻白んでしまうことが多いのだけども、 A I ちゃん(歌手ではない人工知能のことね)のそれだと「くわしいなお前……オレに……」と手放しに感心 & 感動してしまうのは、何故だろう何故かしら。

ここ最近の、PC上での検索やら流した楽曲やら、買い物の動向を冷静に分析して、この見事な選曲が生まれるんだろうけども、それはある意味、自分の 思考 & 志向 & 嗜好 が、外にダダ漏れしているってことでもあるから、それはちょっと想像すると怖い。

シンプル・イズ・ベストだぜ!

なんて日頃は荒ぶり吠えているが、「ホント君って単純だよね〜げへ〜」って誰かに言われてしまうと、それは悔しく感じてしまうんだから、人間ってのはしょうもない。
図星、それはいつも儚いわけである。

それにしてもKhruangbin(クルアンビン)は最高だ。
米国テキサス州ヒューストン出身の3ピースバンドで、クルアンビンとはタイ語で「飛行機」を意味する。

彼らが紡ぎ奏でる音楽を聴いていると、気持ちがフワフワとしてくる。
先日、庭の芝生に寝転がり、夏の終わりをビッシビシ感じまくっていたときも、脳内では彼らの音がずっと鳴っていた。
いや、それはもしかしたら生まれてからずっと鳴り響き続けていた音かも知れない……なんて思わされてしまうから音楽って面白くて怖い。

今さっき突然、息子に「お父さん、髪を切るのは楽しい?」と訊かれた。
咄嗟に出た言葉は「楽しいよ。それでお客さんが喜んでくれたら、もっと楽しいよ」だったのだが、なんかこうもっと気が利いたこと言えたら良かったのにな〜と後悔している。
その前に、「それホントか?」と自問したくなる。

楽しい?
楽しいかな〜
楽しいな
うん、楽しいな、楽しい楽しい!

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