VINYL GOES AROUND

「近頃、よく聴いているな〜店で流しているな〜ってアルバムを紹介してくれませんか?」

そんな有難い声をお客さんから頂戴したのです。

「ネットを眺めても、あれも良いこれも良い!
みたいな絶賛の嵐ばかりで、なんだかどうにもね〜
この人だったら……あの店で流れているんだったら……ってフィルターを通せば、ほらなんだか信頼できる感じがするじゃないですか!」

そんなお客さんの御言葉に、ふむなるほどと納得。
確かにそうかも知れないなと思ったのです。
私自身も「鵜呑みにしちゃう」ってことだけはしないようにしなきゃな!
と一応気をつけているからです。
これは音楽に限らず、本や映画や、果ては政治の話までも含めて「鵜呑み、それダメ絶対!」と心しているのです。

そんな世知辛い中で、私の“感覚 & 感性” を信じてもイイぜ……なんて奇特な方がいらっしゃるなら、その熱い想いに応えなくてはいかんな!
と鼻息荒くしている次第であります。

そんなわけで、近頃よく聴いている & この時季オススメの一枚がこれ。

『Letting Up Despite Great Fault』の2009年発表のバンド名と同名タイトルのデビューアルバムです。
ドリーミーでポップで優しくて、そして温かい。
つまり最高なアルバムなのです。

帯に

“個々の記憶や思い出に寄り添い、哀しいも楽しいも一緒に過ごしてくれるあなたにとっても大切な一枚になるはずだ……”

だなんて書いてあるんですが、まさにその通り。
私はきっと30年後、自分が80歳を過ぎても、このアルバムに耳を傾けていることでしょう。

もし私が、その前に華麗に ゴートゥーヘヴン してたとしても、妻さんや息子や、ひょっとしたら孫が聴いてくれていることでしょう。
この私のレコードを。

何せ 「VINYL GOES AROUND」ですからね。
素敵ですよ。
レコードは、音楽は何しろ素敵なんです。
ロマンティックが止まらないんです。

また近々、素敵なレコード紹介させていただきます♪

股旅。

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